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乗り心地重視派は16インチタイヤがおすすめ!乗ってわかったトヨタのコンパクトSUV「ライズ」の完成度

2019.11.27

LEDデジタルメーターの先進感たっぷりだ。7インチのTFTカラー液晶ディスプレーを備え、先進・ワクワク・シンプル・アナログの4種類の表示に切り替えられ、その日によってメーター表示を変えられるのだから楽しく、飽きさせない。もちろん、ロッキー同様に、9インチのディスプレーオーディオも用意。ナビはLINEカーナビやyohoo!カーナビアプリが利用できるのも、地図データが常に最新で、データ更新料がかからないのもメリットだろう。加えて、T-コネクトナビを装着することで、オペレーターサービスも利用できるのだ。

さて、トヨタ・ライズは16インチタイヤを装着するGグレードに試乗した。エンジンは3気筒1Lターボ、98ps、14.3kg-mの1種類+高速域でベルト+ギア駆動し、伝達効率を向上させ、変速幅を広げたD-CVTのみの組み合わせだが、とにかくスペック以上にトルキーで、静かで軽快感にあふれ、走りやすいのがライズだ。だからアクセルの踏み込み最小限でスムーズにトルキーに走れ、登坂路でも2000回転台で済んでしまうから、燃費にもいいわけだ。高速走行の追い越しや合流などで、たとえエンジンを高回転まで回しても、不快なノイズや振動とは無縁だから、さらに走りやすい。

5ナンバーサイズだから狭い道も走行も楽々なのは当然だが、16インチタイヤ装着車なら最小回転半径は4.9mと、それこそ軽自動車並みで、Uターンや切り返し、料金所の幅寄せも楽々なのである。

17インチタイヤ装着車の試乗リポートはダイハツ・ロッキー編で報告しているが、このライズの16インチタイヤ装着車は、ズバリ、乗り心地面で有利。ずっとマイルドで、ロードノイズも小さめ。大径タイヤ&ホイールのカッコ良さより乗り心地を重視するなら、迷わずこちらである。

では、インチダウンした16インチタイヤのフットワークはどうか。これが、パワーステアリングの操舵(そうだ)フィールまでよりスムーズな印象で(操舵フィールのすっきり感では17インチが上だが)、カーブなどでの安定感、ライントレース性、前後左右の姿勢変化などで、17インチタイヤ装着車と大きく変わらないのだからうれしい。このあたりは、DNGAの面目躍如、というところだろうか。言い換えれば、車酔いしにくいクロスオーバーSUVと言うことができそうだ。

グレード選びは、冒頭で触れたように、自動ブレーキさえ付かないXは無視(なんでこんなグレードがトヨタ・ライズにだけあるのだろうか?)。乗り心地重視なら、16インチタイヤを履く、今回試乗したG。より充実した装備と、大径17インチタイヤ&ホイールのカッコ良さを優先するなら最上級のZだろう。FF/4WDを問わず、最低地上高は185mmと本格的だから、悪路の走破性もぬかりなし。17インチタイヤ×4WDなら、重量増によって、17インチタイヤ特有の乗り心地の硬さも緩和される。まさにオールマイティーかつ、オールロード対応の、ジャストサイズのクロスオーバーSUVである。ラッシュ&ビーゴの時代と違い、大ヒット、間違いなしと思える。

そうそう、トヨタ・ライズは、頭金なし、任意保険・税金コミコミのトヨタのサブスクリプション「KINTO」でオーナーになることもできる。なお、ダイハツ・ロッキーに用意される、ダイハツコネクトの車内Wi-Fi機能は、こちらにはない。

トヨタ・ライズ
https://toyota.jp/raize/

文/青山尚暉

モータージャーナリスト。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。自動車専門誌の編集を経て、現在、モータージャーナリスト、愛犬との快適安心なカーライフを提案するドッグライフプロデューサーのふたつの肩書を持つ。小学館PETomorrowでも「わんこと行くクルマ旅」を連載中。最新刊に「愛犬と乗るクルマ」がある。

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