
ニューヨークで大人気のRamen(ラーメン)
多くのラーメン店がある中、「ニューヨークでラーメンブームを巻き起こした店」と言われているのが「momofuku noodle Bar(モモフクヌードルバー)」である。
モモフクヌードルバーとは?
モモフクヌードルバーを立ち上げたのは、韓国系アメリカ人「David Chang(デイビッド・チャン)」。
アメリカで最も有名なシェフの1人と言っても過言でもない人物である。インターナショナルマガジン「Esquire」で「21世紀の最も影響力のある人物」に選出され、多数のテレビ番組にも出演している。
日本で働いていた際に訪れたラーメン店にインスパイアされたデイビッドは、2004年にマンハッタンに「モモフクヌードルバー」をオープン。
ちなみに店名の「モモフク」は、中国語の「桃福」であると同時に、日清食品創業者であり、カップヌードルの生みの親である「安藤百福」に敬意を込めた名前でもある。
バーカウンターとテーブル席が用意されたスタイリッシュなインテリアデザインのモモフクヌードルバーは、ラーメン屋というよりもレストランのよう。
6種類のラーメンに加え、前菜やバンズなど様々な種類の料理が取り揃えられており、ゆっくりと食事を楽しむことができる。
店員オススメのラーメン「Garlic Chicken Ramen (ガーリックチキンラーメン)」は、小松菜のような野菜「油菜」と卵の黄身が乗ったラーメンで、値段は17ドル(約1,900円) 。
あっさりした塩味ベースの味で、日本のラーメンの味とは全く異なる。
モモフクヌードルバーの登場により、アジア系の人々のみならずアメリカ人のフードシーンにもラーメンが登場するようになったと言われており、ニューヨークタイムズ紙から「現代的なアジア系アメリカ料理の台頭」、グルメ雑誌「BonAppétit誌」からは「アメリカで最も重要なレストラン」と称えられている。