営業たるもの、しゃべれれば良いというわけではない。業界知識や製品・サービスに関する知識、数値管理能力など、様々なスキルが必要になってくる。
では、世の営業職がもっとも、「自分に不足している」と考えているスキルとは、いったい、何なのだろうか?
そこでこのほど、「不足していると感じるスキル」を含む、様々なアンケート調査が営業職の男女1,133人を対象に行われたので、その結果を紹介していきたい。
営業にはやっぱりコミュニケーション力が第一?
まず、「営業職で重要だと思うスキルは何か(複数回答可)」という質問が投げかけられたところ、「コミュニケーション力」(84.8%)という回答が最も多く、次いで「業界知識」(51.4%)、「現場知識」(46.0%)、「マーケティング知識」(43.1%)、「数値管理力」(30.4%)となった。
営業という仕事は多くのスキルを必要とされているが、その中でも「コミュニケーション力」が最も重要視されていることが明らかに。また、「業界知識」や「現場知識」といった幅広い知識も必要と感じている人も多いようだ。
営業職が「自分に不足していると感じるスキル」とは?
次に、「自分の一番自信があるスキルは何か」と尋ねる調査が行われたところ、「コミュニケーション力」(50.2%)が最も多く、次いで「現場知識」(16.1%)、「業界知識」(12.8%)、「マーケティング知識」(10.3%)、「数値管理力」(8.8%)となった。
先述した「重要だと思うスキル」は、自分でも最も自信があるスキルと感じている人が多いということが分かった。
また、「自分に不足していると感じるスキルは何か」と尋ねる調査が行われたところ、「マーケティング知識」(25.6%)が最も多く、次いで「数値管理力」(22.7%)、「コミュニケーション力」(21.6%)、「業界知識」(16.1%)、「現場知識」(11.6%)となった。
ビジネスに役立つ資格の取得率は57.1%!?不合格の理由とは?
資格は、第三者に自身のスキルを分かりやすく証明するツールとなる。
そのため、多くのビジネスパーソンが資格の取得にチャレンジしていることが下記の調査で明らかになった。
では、ビジネスに役立つ資格取得に対して、チャレンジしたことがない人にはどのような理由があるのだろうか。
資格取得しない理由を尋ねる調査が行われたところ、「勉強する時間がない」(36.4%)という回答が最も多く、次いで「費用が高い」(27.6%)、「勉強が続かない」(18.5%)、「勉強方法がわからない」(14.5%)となった。
資格を取りたいと思っているものの、多忙な日々や費用面がネックとなり実際の行動に移せていない人が多いことが見て取れる。
また、資格取得にチャレンジしたことがある人を対象に、「実際に資格取得できたか」と尋ねる調査が行われたところ、2割の人が「いいえ」と回答した。
以下に「いいえ」と回答した人の具体的な理由の一部抜粋を紹介していく。
・就業時間が長く、勉強に費やす時間が作れなかった(神奈川県/30代/男性)
・モチベーションの低下(愛知県/30代/男性)
・別のことに集中してしまい、勉強が疎かになった(北海道/20代/女性)
・勉強時間を確保できなかったから(千葉県/20代/女性)
上記の結果からも分かるように、例え資格取得にチャレンジしても、仕事を続けながら資格を取得するには、数々のハードルがあるようだ。
資格取得には通信講座!?重要視するものとは……?
資格の勉強方法のひとつに「通信講座」がある。
そこで、「通信講座を選ぶ際に最も重要視することは何か」と尋ねる調査が行われたところ、「講座内容」(42.1%)という回答が最も多く、次いで「合格率」(20.1%)、「価格」(19.6%)、「飽きずに続けられる」(12.4%)、「質問が無料でできる」(5.0%)となった。数ある通信講座の中でも、しっかりと自分に合った講座を選ぶことが合格への近道となるはずだ。
調査概要:「ビジネスで重要だと思うスキル」に関するアンケート
【調査期間】 2019年10月4日(金)~ 2019年10月5日(土)
【調査方法】 インターネット調査
【調査人数】 1,133人
【調査対象】 従業員数300人以上の企業に勤める営業職の全国男女
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
出典元:株式会社レボ
構成/こじへい