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ナイフより硬いDR加工チタンを採用!光学ファインダーで撮る贅沢を楽しめる富士フイルムのミラーレスカメラ「X-Pro3」

2019.10.31

シャッターチャンスへのこだわりから生まれたHidden LCD

『X-Pro3』は何と背面液晶モニターが閉じられた状態でセットされている。なぜなら本機はスナップシューター向きのモデルで、撮影後にいちいち画像を確認するような撮影スタイルを想定していないのだ。私もEVF推進派なので撮影後の画像確認もEVFにチラッと出てくれればいい。ポートレートなら出さない。まあブツ撮りの時は液晶モニターに拡大表示するが、それも確認のために1回おこなえば、後はアングルを変えるまで撮り続ける。

つまり、『X-Pro3』は撮影スタイルを絞り込むことで、その用途に特化して、使いやすくしたモデルなのだ。そこから外れた使い方をする人からは不便だと思われても仕方ない。実際、海外での評判は50%以上が否定的なものという集計結果もあるという。液晶モニターを使えるようにしておいてくれれば、使うかどうかはユーザーが判断する。それをメーカーが押しつけるのはおかしいというのが海外の論調である。日本では引き算の美学が受け入れられると富士フイルムは考えている。

LEICAには背面液晶モニターとEVFを取り去ったモデルがあり、こちらも撮影に徹するためというコンセプトだ。LEICAは、ほとんどのモデルが限定生産のようなものだからいいが、量産モデルの『X-Pro3』が日本で、また世界で受け入れられるかどうかは非常に気になるところだ。

背面には1.28インチのカラーメモリ液晶を搭載。フィルシミュレーションの種類、感度、WBなどが表示できる。

CLASSICからETERNAに変更したところ。この液晶はバックライトがなく電源OFFでも表示される。

今回、追加されたCLASSICネガを加えて10種類のフィルムシミュレーションが選択できる。

光学ファインダーで撮る贅沢が分かる人へ

『X-Pro3』の魅力はアドバンスドハイブリッドファインダーである。撮影に光学ファインダーを使いたいかどうかで、このカメラの価値が変わってくる。今回は背面液晶画面を隠したことで、さらに銀塩カメラ的な速写性を追求、そのコンセプトが際立ってきた。ボディ内手ブレ補正ナシなので、ほとんどの単焦点レンズと組み合わせるとレンズもボディも手ブレ補正ナシの硬派なシステムでの撮影を強いられる。やはりビギナー向きではない。X-Proで撮っても手ブレしないという選ばれた人向きのカメラである。我々がカメラを選ぶ時、カメラもまた我々を選んでいるのだ。

従来と同じ仕上げのグラファイトを使った光沢仕上げのブラック。キズは勲章と思える人向き。

DRブラックはかなり明るい色で表面は細かい梨地仕上げのような半ツヤ消しである。

DRシルバーはかなり渋い仕上げなので、従来のシルバーとは違う印象を受けた。

Pro2と比較すると光学ファインダー、EVF共に性能アップして見やすさが向上した。

写真・文/ゴン川野

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