2位 カタール航空
スペースと価格のベストバランスが高評価
中東・カタールのナショナルフラッグキャリア。日本路線には各シートがパーティションとドアで仕切られる個室タイプの「Qsuite」仕様が導入されており、座席配置は1-2-1配列で、進行方向と後ろ向きシートを交互に配置するスタイル。ユニークなのは中央の2列シート部分で、向かい合う2席ずつの仕切りを格納することで、4人用のプライベートスイートとして使えること。ビジネスクラスとしては手頃な価格も大きな魅力だ。
カタール航空は、スカイトラックス社の「2019 ワールド・エアライン・アワード」で総合評価世界1位を獲得した。
中央の2列は仕切りを格納することでアレンジが可能。隣り合う2席でダブルベッドとして使うこともできる。
〈Rikiya’s EYE〉個室で非常にリラックスできます。大型モニターやテーブルの使い勝手も良好です。
3位 シンガポール航空
たゆみない改良で快適性を徹底追求
機材はもちろん、シートなどの客室プロダクトも常に最新のものを導入するシンガポール航空。日本路線は777や787、A350など多彩な機材で運航されるが、最新のビジネスクラスは1-2-1配置が基本で、十分な座席空間と手荷物収納スペースが確保される。シートに扉こそ備わらないがプライバシーに配慮した形状だ。
長距離路線で活躍するA380だが、包まれ感のあるデザインの最新シートへの改修が進んでいる。中央席は仕切りを下げるとダブルベッドとしても使用できる。
777やA350はたっぷりとした横幅のシートが備わる。手荷物の収納スペースも十分で、使い勝手も良好。
〈Charlie’s EYE〉以前のシートは〝広すぎ〟との意見もありましたが、現在は程よいサイズに。小物収納が豊富です。