2019年は注目の機体・新シートが続々とデビュー。国内航空会社では初導入となるANA「エアバスA380」、JAL「エアバスA350」は、ともに特別塗装機で登場。さらにANAは長距離国際線に扉付きの個室型ビジネスクラスシートを導入するなど、話題に事欠かない。
今すぐにでも乗ってみたい飛行機はこの3機種!
2019年、日本の航空会社にとっては、新機材の導入、シートや機内サービスの刷新など、旅や出張へ出かけたくなるようなニュースが相次いだ。特に今年はエアバス機の新機材導入が目立つ。ANAは国内の航空会社初となる総2階建てのエアバスA380型機を成田~ホノルル線に導入。座席数520、ウミガメをモチーフにしたリゾート路線らしい特別塗装機で、これまでハワイ線で優位に立っていたJALに挑んでいる。迎え撃つJALは、今後国内線・国際線ともに主力となるエアバスA350型機をまずは国内線に投入。全クラス、シートを刷新、シートモニターを全席に設置し、国内線でも国際線のように楽しめるなど大きく進化した。一方、国際線長距離路線では、ANAがボーイング777-300ER型機に新プロダクトを導入し、ビジネスクラスには扉付きの個室型シートを採用。一昔前のファーストクラス以上のシートで、自宅にいるような感覚でくつろげるなど長時間のフライトでも疲れ知らず。今回は、そんな注目の3機材を徹底解剖する。
国内初のカウチシートで予約殺到!まさに「空飛ぶホテル」
ANA エアバスA380
・導入路線/成田〜ホノルル
・座席数/520席(ファースト8席、ビジネス56席、プレミアムエコノミー73席、エコノミー383席)
ANAが5月24日より成田~ホノルル線に投入したA380型機「FLYING HONU」。HONU(ホヌ)とはハワイで昔から神聖な生き物とされているウミガメの意味。ハワイの「空」「海」「夕陽」をイメージしたカラフルな空飛ぶウミガメ3機のうち、現在2機を使って週10往復で運航。来年には3機体制となる計画だ。