災害対策の小型人力発電機が登場
「ケーター」は、災害対策用に開発された小型人力発電機です。「燃料資源や環境に左右されないグリーンパワー発電で、世界のすべての人々に電力を提供する」をコンセプトに、2008年に創立された、アメリカのK-TOR(ケーター)社が開発致しました。
「ケーター」は、排ガスを発生しませんので、室内で使用可能。そのため、悪天候や夜にも発電できます。
燃料いらずでメンテナンス不要、24時間発電できて、人力さえあればオッケー。iPhoneやiPad、スマートフォン、充電器、タブレット、12Vバッテリーなどの、省電力モバイル機器の充電に最適です。
「ケーター」は、ソーラー発電機と比べても優れた点があります。ソーラー発電機は当然ながら、太陽が出ていることが前提です。しかし「ケーター」は、足で漕ぐだけで、いつ、どこでも、誰でも、好きな時、好きなだけ発電してスマートフォンなどの充電が可能です。
災害発生時の避難所でスマホの充電が可能な環境下にあっても、充電の順番待ちに長蛇の列ができることがしばしば。しかし、「ケーター」は順番待ちしなくても、足で漕ぐだけでいつでも、どこでも、好きな時に好きなだけ発電して、スマートフォンなどの充電が可能です。
また、「ケーター」は充電池と併用することで、その威力が倍増します。例えば、乾電池は使い切ったらそれでオシマイですし、スグに売り切れてしまいます。あらかじめ大量に乾電池を備蓄していても、そのうち、自然に放電してしまい、いざとなったら使えないケースが多いです。
しか~し! 「ケーター」で充電池を充電すれば、いつ、どこでも、誰でも、好きな時、好きなだけ充電可能ですので、電池切れの心配からはもう解脱されます。これは目からウロコ!
「ケーター」の使い方は、実に簡単。付属のインバータに充電したいモバイル機器をつなぐか、もしくは12Vバッテリーにつないでペダルを漕ぐだけです。
タブレットPCや、ポータブルゲーム機、バッテリー式のポータブル扇風機、デジタルカメラ、スマートフォン、モバイルバッテリー、ポータブルワンセグテレビやDVDプレーヤー、ビデオカメラ、無線機、電気シェーバーなど、ACアダプタやUSBを使用する、様々なモバイル機器をバッチリ充電できます!
特に、ポータブル電源を充電できるのは、とても良さげですね!
パワーボックス50 インバーター使用例 iphoneXSmax + モバイルバッテリー2個 + カメラ
「ケーター」の仕様は以下の通りです。
発電方式:ペダル式(手または足で回転)
発電能力:出力:12vソケット DC14V/3A(※毎秒1.5回転時)
※50wの発電力を有し 42w(DC14V/3A)に調整して出力
※付属のインバータを使用し、コンセント-AC100V、USB-5Vに変換
最大出力:42ワット
※インバータやUSBアダプタ御使用の際は、電力変換効率の関係で出力が低下します。変換効率は御使用機器によって異なります。付属のインバータ併用で30w程度が目安です。
互換性:蓄電機能のある製品、USB及びACアダプタを介す機器
※蓄電機能の無い製品、USB及びACアダプタを介さない機器でも構造上最大42ワット以内の製品にご使用頂けますが、接続される機器によってはショートの原因になる場合があるため、保証対象外となります。(例:電球・ランプ類、扇風機など動力が含まれる機器、テレビなどの家電、突入電流の大きな機器)
組立重量:約2400g
サイズ:組立 約31×32×24(cm)
梱包 約34×23×18(cm)
原産国:アメリカ合衆国
……と、ここまでの説明を見ていた限りでは、果たしてこの発電機は、ちゃんと発電できるのでしょうか? そもそも、足では漕げなかったりなんかするかしないかどうかなのか、心配になってしまうのは、致し方ない所です。
という訳で、筆者はこのたび、漕ぐだけでオッケー! 長期停電してもスグ発電! 燃料不要の人力発電機「ケーター」を、試用してみることと致しましたので、さっそく、開封の儀です!