Music Maker JAM
Android/iOS/Windowsで使用可能なアプリです。始めるにあたってまずはアーティスト名とメールアドレスを登録します。
POP/HIPHOP/HOUSE/ROCKの4つのパッケージから2ジャンルを選び、そこからループ素材を組み合わせて、ジャンルに寄ったサウンドが作れます。
ほかジャンルの素材や機能を使う場合は追加課金が必要です。
チュートリアルで基本的なアプリの操作を覚えたらスムーズに曲を組み立てられます。しかし使ってみた感じ、自力で作り込めるくらいになるには時間をかけて様々な操作を試す必要があると感じました。ほかのアプリにはない機能も発見できるので、使っていくたびに楽しみが広がるアプリです。
録音した曲はMusic Maker JAMのコミュニティやYouTubeなどで世界に向けて共有できたりとアーティストとして積極的に公開していきたい方にも向いています。
Paint Music2
Android対応の音楽制作アプリです。
日本語表記とわかりやすいユーザーインターフェイス、必要最小限の機能が揃った「Paint Music2」は曲作りの効率化と直感的な操作を可能にしました。
指でなぞるだけで音の入力・削除ができ、入力した音の一括編集も簡単にできます。
120種を超える楽器の音源は、オリジナリティあふれる曲作りの心強い味方です。
パッと思いついたメロディを色々な楽器で再生してみたり、メモ書きとしても役立つアプリのため、音楽の源流に触れるような感覚で音を打ち込んだりと楽しさもひとしおです。
作曲や音楽の勉強のためにもオススメでき、操作も非常にシンプル。初心者の方は持っておいて損はないアプリなのではないでしょうか。
番外編ーPaint Music
使ってみると意外と楽しい、直感で音楽を描いて楽しめるアプリ「Paint Music」。iOSにのみ対応します。
無償で楽しめる音色はPiano/Trumpet/Flute/Sax/B.Guitar/Drum Setの6種類ですが、これがなかなか綺麗な音かつ、自由に鳴らすことができます。
また、9種類から選ぶことができるスケール・パターンは、イメージ通りの曲作りをするための手助けをしてくれるでしょう。
タッチすることによって入力された音がタイムライン上に描かれていく様子は落書きをしているような不思議な感覚で、大人も子供も楽しめるアプリとなっています。
操作もチュートリアルが必要ないほどシンプルなため、難しく考えずにすぐ簡単な曲作りを始められます。
シンプルすぎるほどの操作性と必要最低限の音色のプリセット、そして視認性の高い全体のカラーリングと音の波がこれまでに無かった面白い体験をもたらしてくれました。
しかし保存、共有の仕方が分かりづらくアプリに関する情報も少ないため試しに遊んでみるくらいの使い方が良さそうです。
以上、初心者にオススメの作曲アプリ5選でした。
最近のフリーアプリは有料版に引けをとらなほど内容が充実したものが多く、音楽制作の敷居も徐々に下がってきています。興味があったけどなかなか踏み込めなかった人、なんとなくやってみたいなという人も、曲作りをもっと身近な創作活動と捉えて、オリジナルの曲を作って楽しんでみてはいかがでしょうか。
取材・文/サヨサモコ