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放送終了から15年。アメリカの人気ドラマ「フレンズ」が今もなお愛され続ける理由

2019.10.22

放送が終わって15年も経つというのに、世界中の幅広い層から今なお絶大な人気を誇る海外ドラマ「フレンズ」。今年はその生誕25周年ということで、本国アメリカで盛り上がりを見せているという。

今回は、そんな「フレンズ25周年」のフィーバーぶりをレポートする。

日本の若者にもファンが多い海外ドラマ「フレンズ」をおさらい!

海外ドラマ「フレンズ」は、1994年から2004年にかけて放送された30分のシチュエーションコメディ。通称シットコムと言われるが、1話完結でさまざまなシチュエーションにキャラクターが巻き込まれるうちに、観ている側も爆笑の渦に巻き込まれていくハッピーなコメディジャンルのひとつ。観客の笑いが場面ごとに入っているのが特徴だ。

ストーリーは、ジェニファー・アニストンが演じるお嬢様育ちのレイチェルをはじめ、唯一無二の濃い6人のキャラクターがNYを舞台に、友情、恋愛、仕事などのトピックでドタバタコメディを繰り広げるというもの。それぞれのお話がなんとも言えない笑い・涙・感動を誘い、絶妙なユーモアがとにかく随所に盛り込まれている。

放送終了後15年経っても、世界中で未だその人気は不動と言われており、アメリカのあるリサーチから、今の若者が「『フレンズ』は殿堂入りのドラマ」、「今でもどのドラマより一番好き」といった意見が多数を占めたというデータも明らかになったそうだ。

日本では現在、NetflixやHuluで視聴できるので、英語の勉強に使う「フレンズ勉強法」なども流行っている。「『フレンズ』は動画配信サービスでまず観るべき定番」という若者もいるほどだ。

生誕25周年を祝うイベントとは?ファンが歓喜するさまざまな仕掛け

そんな「フレンズ」が放送開始25年を迎える今年、アメリカではあらゆるキャンペーンが展開されている。そのメインイベントである「NEW YORK CITY POP-UP」に行ってきた。

イベントは、ニューヨークのおしゃれなファッションエリアSOHOのメインストリート沿いに期間限定でオープンしているポップアップショップと、フレンズのセットを再現したエリアで展開。

ドラマのセットが再現されているエリアでは、ショーのハイライトをはじめ、各キャラクターごとに懐かしの名場面やギャグ、セリフや小道具などが展示されていた。

当時、全世界の女性が憧れたヘアスタイル「レイチェルカット」の展示をはじめ、ドアからみんなで顔を出したり、七面鳥を頭からかぶったりする、忘れられない名シーンが自分も体験できるような参加型の展示となっていた。

全米の各州はもちろん、世界中からやってきたファンたちが、「懐かしい!」「ああ、あの名シーンだ!」などとワイワイしゃべりながら興奮ぎみにセットで写真を撮ったり、登場人物になりきってジョークを飛ばすなど、そこは、「フレンズ」の同窓会のように!ファンの楽しそうな笑顔が印象的だった。

全米で盛り上がる「#FRIENDS25」。大手企業やローカル企業がこぞってコラボ! 

このメインイベントに限らず、「#FRIENDS25」をテーマに、企業やカフェなどあちこちで「フレンズ25周年コラボ」を見かけた。例えば、米国大手の通信業ブランドAT&Tは、タイムズスクエアに「フレンズ」のセットを作り、観光客を楽しませていた。

また、ロサンゼルスの地元の人に愛されている「KREATION」というオーガニックカフェでも6人それぞれのキャラクターに合わせた「ジュースショット」が販売されていた。天然キャラ、ジョーイのお決まりジョーク「How you doin’?(調子ど〜お〜?)」にかけて「HOW YOU JUICIN’?(ジュースど〜お〜?)」というキャッチコピーがなんとも言えない笑いを誘っていた。

おもちゃで人気の「LEGO」 もフレンズ版を販売したり、日本でも人気のあるパフォーマンスアート・カンパニー「ブルーマン」も、ラスベガスで「フレンズ」からインスピレーションを得た演出のショーをするそうだ。

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