年賀はがきは普通のはがきとしても使える?
年賀はがきは、お正月が過ぎても、通常のはがきとして使用できます。使用時の注意点や郵便局での交換方法を確認しましょう。
通常、年賀はがきの交換には手数料がかかる
お正月を過ぎてあまってしまった年賀はがきは、郵便局の窓口で通常のはがきや切手と交換が可能です。この際『1枚につき5円』の手数料がかかる点に注意しましょう。
料額印面に汚れや毀損がなければ、書き損じや印刷ミスのある年賀はがきも交換の対象になります。判断しにくい場合は郵便局に直接持ち込んで確認してもらいましょう。
なお、去年のあまった年賀はがきを『今年の年賀はがき』に交換することはできません。通常のはがきや切手であれば所定の手数料で受け付けてもらえるため、タンスなどに眠っているものはないか探してみましょう。
年賀状以外で使うとき年賀は消そう
年賀はがき自体を『通常のはがき』としても使えます。年賀状以外で使うときは、宛名面の『年賀』の2文字を二重線で消しましょう。
特に、年賀状の引受期間に投函する場合は、年賀の文字が残っていると『年賀状扱い』としてお正月に配達されてしまいます。
年賀はがきを通常のはがきとして使うのはNGではありませんが、あまりものを使い回すイメージが強く友人や知人に出すのは気が引けるでしょう。季節の挨拶や大事な連絡には、それに見合ったはがきを新しく買うのがマナーです。
懸賞の応募にも使える
年賀はがきが余ったら『懸賞の応募』に活用するのもおすすめです。無作為に選ばれる全国区の懸賞は年賀状を使ったからといってボツにされることはありません。
一方で、応募数が比較的少ない『地域のラジオ』や『コミュニティ誌』の懸賞に年賀はがきが使えるのはせいぜい2月ごろまででしょう。3月を過ぎると季節外れなイメージを与えてしまいます。
送る際は、宛名面の年賀を二重線で消すのはもちろん、お年玉当選もマスキングテープなどで隠しましょう。通信面の写真やデザインは吹き出しなどを付けて、あえて活用するのも手です。
お年玉の抽選で豪華賞品をゲット
年賀はがきには『お年玉の抽選』という、1年の始まりにふさわしいイベントがあります。お年玉抽選に当選する確率は果たしてどれくらいなのでしょうか?運がよければ、現金やグルメなどの豪華賞品が当たるかもしれません。
当選番号を確認しないのはもったいない
お年玉抽選の際の番号とは、宛名面の右下にある6桁の当選番号のことです。当選番号抽選・発表は『1月の第3週』を目安に行われます。
お年玉商品には1等・2等・3等の三つの等級があり、1等は『下6桁』2等は『下4桁』3等は『下2桁』が合っていれば当選です。
1等は100万本に1本、2等は1万本に1本の当選本数ですが、3等は100本に3本の割合のためお年玉ゲットも夢ではないでしょう。
過去には、1等が現金・電子マネー・セレクトギフト、2等が数十種類の中から選べる『ふるさと小包』、3等は63円切手・83円切手1枚ずつが付いた『お年玉切手シート』などがありました。
新年のものであれば未使用のはがきや書き損じのはがきもお年玉抽選対象になるため、捨ててしまう前に当選番号を確認しましょう。
ダブルチャンス賞にも期待
『令和』の新元号を記念して、19年度の年賀はがきには、通常のお年玉抽選のほかに『ダブルチャンス賞』が付帯されました。
賞品は1万本限定の『特別お年玉切手シート(500円×2枚)』で、シリアルナンバーが入っています。ダブルチャンス賞の当選発表日は、お年玉抽選発表から約3カ月後の19年4月20日でした。
当選発表時期が異なるため実施される年にもらった年賀はがきや書き損じのはがきは、お年玉抽選発表が終わっても捨てずに保管しておくのが賢明です。
毎年行われるものではありませんが、今後も似たようなダブルチャンス賞があることを期待して日本郵政のHPもこまめにチェックしましょう。
文/編集部