1949年に誕生した『能率手帳』。日本で初めて手帳に時間目盛りを入れ、手帳で時間を管理することを提案した手帳だ。そんな『NOLTY/能率手帳』が2019年秋に70周年を迎えた。それを記念して今回だけの限定手帳が12アイテム誕生。2020年を特別な1年にするために、この限定手帳を使ってみてはいかがだろうか。
そもそも『NOLTY/能率手帳』ってどんな手帳?
かつての手帳は、日付けだけが入ったものだったそう。そんな手帳に時間目盛りを入れたのが『能率手帳』だ。1949年に登場し、手帳を使った時間管理を提案した。当時は電話やメールが普及していなかったので、得意先にお礼状などを送るために用いられていたのははがき。そこで『能率手帳』のサイズは当時の官製はがきが上手く収まる144mm×95mmになった。そのため今でも月の始まりのページには、時候の挨拶が印刷されているのだとか。
中身はほぼ今のレフト式手帳と酷似。当時から必要な手帳機能が完成されていたことがわかる。
登場から10年、1959年には手帳用のオリジナル用紙を開発。薄いのに裏写りしにくいクリーム色の手帳専用紙を採用し、持ち運びの軽さと書きやすさを両立した。そんなオリジナル用紙を使い、本革の表紙に手帳の裁断面(小口)に本金の金箔を施した最高級モデル『能率手帳ゴールド』が1963年に誕生。この手帳は今も多くのエグゼクティブが愛用する手帳として知られている。
2013年にはスマホでのスケジュール管理が一般的になり、手帳の役割が大きく変化。スケジュール管理で仕事の能率をアップし、生産性を向上するよりも、書くことで目標を管理したり、自分らしさを追求するような使われ方がされるようになった。そんな時代性を反映して、ブランド名を『能率手帳』から『NOLTY(ノルティ)』に刷新。
『NOLTY』というブランド名は、「New style、Original、Life、Time、Your will」の略で、幅広いニーズに応え、夢実現ツールとしてユーザーの役に立ちたいという想いが込められている。そんな歴史を経てきた『NOLTY/能率手帳』の2020年1月始まりの手帳は全153アイテム。2020年版の『能率手帳』シリーズ15アイテムには、70周年を記念して、『能率手帳』の往年のパッケージデザインが復刻される。