【1:30経過】
3、フライパンを火にかけて温め、サラダ油をひいて鶏肉を皮目から炒める。
★POINT
皮から焼くことで皮をしっかり焼くことができます。皮を後から焼くとなぜいけないかというと、焼きの後半は鶏肉から出る水分と油が混ざって油が薄まるのでカリッと焼けずにグニュッとなってしまうのです。
皮目が焼けたら裏返して裏面も焼き、全体に7~8割ほど火が入ったら酒、みりんを加えてアルコールを飛ばしつつ蒸し焼きにする。
★POINT
焼きの終盤に水分を加えることで中がフワッとした仕上がりになります。
アルコールが飛んだら味噌を加えてよく溶き、溶けたら一味唐辛子を加えて炒め合わせる。
★POINT
味噌は酒とみりんの水分で溶くので、水分が飛びきらないうちに入れて弱火にし、ゆっくり溶きましょう。味噌は焦げやすいので強火は厳禁です。
味見をしながら煮詰めつつ、好みの辛さに整ったらできあがり。お皿に盛り、大葉、刻みのりを重ねて完成です!
【5:00経過】
いかがでしょうか。既製品のあれこれ混じった味噌調味料商品でなくとも、味噌と一味で十分に上品かつ深い味わいの味噌炒めができあがりです。かなり手軽で安価にできますので、ぜひ味噌の使い手となって頂ければと思います。お酒のアテになるのは言うまでもありませんね。大葉と刻みのりも贅沢感の上乗せになってくれますので、そういった薬味もぜひお忘れずに。それでは今宵も、良いお酒を♪
『お料理うんちくツイート』~白味噌と赤味噌の違いって何?~
味噌にはざっくりと大きく分けて白味噌と赤味噌がある。原料は共に同じで、米や麦、豆から作られるのだが、色の違いが出るのは作る工程での蒸時間や熟成期間によって差が生まれる。白味噌は熟成時間が短く、赤味噌は熟成時間が長い。塾生が長いと味が濃くなり塩分濃度も高まる。味は大きく違ってくるので好みの味噌を探し求めるのは楽しいはずだ。
文/ムッシュ・フジタ