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数学教師兼お笑い芸人のタカタ先生が解説!月曜の憂鬱を数学で楽しく解決する方法

2019.10.07

◆高橋晋平の憂鬱な月曜日を楽しくする研究会

日本には、休日明けの月曜が嫌いな人が多すぎる……。その現状を改善するため、月曜日を楽しくしたい人のコミュニティ「月曜クラブ(通称:月ク)」が立ち上がりました。この連載では、月曜日の憂鬱を減らし、一週間を楽しく過ごす方法を研究、紹介していきます。

※「月曜クラブ(月ク)」にご興味のある方は、Facebook、Twitterをフォローしてみてください。
Facebook 月曜クラブ(月ク)https://www.facebook.com/getsuyouclub/
Twitter 月曜クラブ(月ク)https://twitter.com/getsuyouclub

筆者は最近数学への関心が高く、プライベートで「ロマンティック数学ナイト」という、数学のショートプレゼン交流会に参加して楽しんだりしています。

そうしているうちに、月曜の憂鬱を減らすために数学を活用することができるのではないか、と思い始め、このロマンティック数学ナイトでも司会を務めている、高校数学教師 兼 よしもと芸人という異色のキャリアを持つタカタ先生(タカタ学園)に話を聞いてみることにしました。タカタ先生はまさに数学の達人。果たして、月曜と数学の関係は・・・?

労働時間を数字で正確に考えてみてください!

-今日はよろしくお願いいたします。

タカタ先生:よろしくお願いいたしmath!

タカタ先生(Twitter:https://twitter.com/takatasennsei

- …早速なんですが、僕、「ロマンティック数学ナイト」でいろいろな人のおもしろ数学トークを聞いて、数学で世の中を捉えたら、月曜なんて憂鬱じゃないよね、っていう気づきがあるんじゃないかと思ったんです。何か、思い当たるお話ってないですか?

タカタ先生:そうですね、例えば、労働時間を正確に捉えてみたらいいかもしれませんね。会社員の年間の休日数ってどのくらいですか?

-120~130日くらいだと思います。

タカタ先生:とすると、出勤数は240日程度ですよね。これを1日7.5時間労働とすると、年間1800時間が働いている時間。一方、1年間のトータル時間は365×24時間で、8760時間。1800を8760で割ると、20%程度なんですよね。これ、例えば降水確率が20%って聞いたら、傘持って行こうって思う人、少ないですよね。仕事の時に雨が降る、つまり悪いことが起こる確率なんて、20%の時間全てであるはずがないし、もっと低い確率ですよ。

-なるほど! …でも何か、キツネにつままれたような話ですが、そういう気もしますね。現実には残業とか休日出勤もあると思うけど、それでも降水確率と考えたら相当低いってことか。それをずっとビクビクして憂鬱になるっていうのも変な話かもしれませんね。

タカタ先生:また、別の話なんですが、就職の採用面接は、候補全体の36.8%に達するまでひたすら受け続けて、この割合を越えるまで決めず、その後に一番良かったところに入ると上手くいく、っていう理論がありまして。

-あれ、そんな話、以前のロマンティック数学ナイトで聞いたような。

タカタ先生:例えば、10社の候補があるとしたら、3社目までは、面接を受けながら、ただその会社を評価し続けて、入社はしない。そして、4社目以降で、過去の3社よりも魅力が上回った会社に入ると、そこがベストである可能性が高い、ということなんですよ。詳しい理論は割愛しますが。

- へー! ということは、それを知っていれば、転職に成功する可能性を高められる?

タカタ先生:そう言えますね。もし今の会社をクビになったとしても、転職活動をし続ければ大丈夫だし、逆に新しい人生が開けるかもしれませんね。

-そうか。…また何か、キツネにつままれたような感じですが、数学がそう示しているのだとすると、何か信じちゃいますね。ちなみに、タカタ先生はどうして今のように、お笑い芸人と数学教師という2足のわらじを履くことになったんですか?

タカタ先生:子供の頃から、好きだったものがお笑いと数学で、学問は数学をやりつつ、吉本の養成所に入って芸人になったんです。27歳で当時のコンビを解散して、同時期に結婚することになって、収入をなんとかしないといけないということになり、芸人の他に教員をやろうという流れになりました。

-そういう働き方、イメージ的に楽しそうに思えますが、月曜とか休み明けが辛いと思ったことはあまりないんでしょうか?

タカタ先生:実際ないんですが、どちらかというと性格的なもので。仕事がある平日でも、休日でも、どっちも自分なりに楽しめるんですよね。その根っこに、僕が昔から「ケチ」だった、という性格があると思っています。

-ケチ?

タカタ先生:子供の頃、おもちゃにハマった時期を過ごした後に、小5くらいで「お金を一時の欲のために使うなんて愚かだ」みたいに思い始めまして。それがMAXになったのが大学生の頃で、家賃・光熱費・食費、すべて合わせて月6,000円で生活していたんです。

-え? それは、どういう…?

タカタ先生:住んでいた寮の家賃は3,000円。食料はおからを1kg10円でもらって、軽く調理して周りに売って「おからロンダリング」をしたり、服は寮の共有の洗濯機の所にみんなが着なくなった服の置き場があったのでそこからもらったり。それは、貧乏だからじゃなくて、ただ楽しかったんです。お金を使わないという「マイルール」を楽しんでいたんですよ。

―マイルール。

タカタ先生:TSUTAYAでレンタルビデオのパッケージの後ろのあらすじだけ読んで私的ランキングをつけたり、数字とアルファベットだけ書いた単語カードを作って、それをランダムに引いて、そのカップ数のグラビアアイドルを想像したり。

-凄まじいな…。

タカタ先生:お金を節約することは、多くの人にとっては楽しいことではないかもしれないけど、僕にとっては最高の楽しみだったんです。

-なるほど。マイルールか…。

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