マイクロソフトはニューヨークでイベントを開催し、『Microsoft Surface』シリーズの最新モデルを発表した。現行機種の後継モデルとなる『Surface Pro 7』、『Surface Laptop 3』の13.5インチに加えて、『Surface Laptop 3』の15インチや、スリム&コンパクトな『Surface Pro X』も新登場。さらに現在開発中の製品として、折りたたみ2画面のWindowsデバイス『Surface Neo』と、Android OSを搭載する2画面スマートフォン『Surface Duo』も公開された。
イベントには同社CEOのサティア・ナデラ氏が登壇。「7年前に『Microsoft Surface』シリーズをリリースする際に目指したのは、すべてのデバイス体験の中心に人間がいるということ。革新的な形状と性能で、人々の創造性や生産性を高めるということでした。次の10年ではさらに人間のできることを創造し、増幅していきたい」とのメッセージを発信し、「今日は『Microsoft Surface』という旅路の、次の章を紹介します」と、チーフプロダクトオフィサーのパネス・パノイ氏にバトンをつないだ。以下、発表製品を順に紹介していく。
『Surface Pro 7』
『Surface Pro 7』は、現在発売中の『Surface Pro 6』の後継モデルで、着脱式のキーボードカバーやSuraface Penを使った手書き体験などの基本機能はそのままに、第10世代インテルCoreプロセッサを搭載してより処理スピードをアップ。またUSB-Type Cもサポートする。日本でも10月23日に発売予定で、価格は9万9800円~。
『Surface Laptop 3』
『Surface Laptop 3』は13.5インチに加えて、新たに15インチモデルもラインナップ。13.5インチはキーボードの外装が、従来のアルカンターラのほかにアルミ仕上げも選べるようになった。なお15インチモデルはアルミ仕上げのみだが、CPUが第10世代インテルCoreプロセッサ、またはAMDのRyzenプロセッサの2バージョン用意されている。こちらも10月23日に発売で、価格は13.5インチが12万6800~。15インチが14万4800円~。
『Surface Pro X』
『Surface Pro X』は、ARMベースの独自プロセッサー「Microsoft SQ1」を採用。『Surface Pro 7』よりも薄く軽く、長時間のバッテリー駆動を実現するほか、着脱式のキーボードカバーにペンを収納し、収納中に充電ができる機能も備えている。グローバルでは11月5日発売で、価格は999ドル~。なおこの製品も日本で発売予定だが、価格など詳細は後日発表されるという。