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納豆アレルギーのある人は過去にクラゲに刺された経験がある可能性

2019.10.05

■医師がすすめるカラダにイイこと!教えてDr倉田

私たちは普段の食事で、納豆やクラゲを食べる機会がありますよね。「納豆」と「クラゲ」は一見、アレルギーと無関係に思えるのですが、2004年ごろからその存在が知られるようになりました。

今回は、「納豆アレルギーは糸が怪しい、クラゲに刺されると納豆アレルギーになりやすい」ことについてご紹介します。

なお下のクラゲの写真でご紹介する「ゴールデンフィッシュ」は、進化の過程で人を傷つけるほどの毒がなくなったといわれています。パラオ共和国のマカラカル島「ゴールデンジェリーフィッシュレイク」という観光地で直接触ることができます。

<パラオのゴールデンジェリーフィッシュ/(C)Go Nagai>

食物アレルギーで悩む人はどのくらいいる?

食物アレルギーは、原因物質が含まれる食物摂取後に「じんましんや痒み、目の充血やまぶたの腫れ」や「呼吸困難などの全身症状」が出現することを指し、近年増加傾向であることから非常に注目されています。

日本で食物アレルギーがある人は「乳児が約10%、3歳児が約5%、学童以降が1.3~4.5%」、大人を含めると約1~2%程度と推定されます。「フランスで約3~5%、アメリカで3.5~4%」といわれますから、海外の方が日本よりも食物アレルギーは多いようです。

平成23年に日本国内で食物摂取後60分以内に症状が現れて、医療機関を受診した人へのモニタリング調査が行われました。2954例の報告があり、多い順から「鶏卵(39%)・牛乳(21.8%)・小麦(11.7%)・ピーナッツ(5.1%)」という結果でした(果物・魚卵・甲殻類・ナッツ類・そば・魚類・その他は、それぞれ4.0%以下)。

なかでも「鶏卵、牛乳、小麦」は3大アレルギー物質と呼ばれています。

詳しいモニタリング調査ですが、調査対象は「”あくまでも”、発症して医療機関を受診した人」で、受診しない人や放置していた人は算定されていません。

食物アレルギーで悩んでいる人の実際の数は、残念ながらハッキリしていません。

大豆アレルギーとは?

日本には、大豆(枝豆や豆もやしを含む)だけでなく、豆腐や醤油など大豆加工製品が沢山あります。日本での研究では、3歳までに80%の人が大豆アレルギーへの耐性(問題無く摂取できるようになる)を獲得していました。海外でも2010年に症状が強い症例を調査した研究で、10歳までに69%が耐性を獲得していると報告されています。

加熱や加工の過程でアレルギー性は無くなりやすくなりますが、アレルギー発症がゼロになる訳ではありません。

現在では、大豆アレルギー対策として、大豆ではなく、雑穀(アワ、ヒエ、小豆など)や米を原料にしたしょう油や味噌が登場しています。

日本で発見された納豆アレルギー

一般に食物アレルギーは、原因食物摂取後2時間以内に発症することが多く、発症までの時間が短いことから「即時型アレルギー」と呼ばれています。

2004年に世界で初めて日本で、納豆を食べてからおよそ半日後にアレルギー症状が出たことが報告されました。上記の即時型アレルギーと異なり、発症までに時間がかかることから、「遅発性アレルギー」と名付けられました。

納豆は日本を代表する発酵食品です。食物の発酵が進むと食品内の蛋白が分解されるので、大豆ではアレルギー症状が出る人でも納豆・味噌・しょう油などの発酵食品は食べられるといわれています。

逆に最初に日本で報告された13人の納豆アレルギー患者のうち、11人は大豆を問題なく食べることができていました。

大豆を食べるのは平気なのに納豆を食べると問題が出ることから、「納豆アレルギー」を起こす原因物質は大豆ではないだろうと推測されました。

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