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バッテリーの持ちは?常時点灯で時刻も見やすくなった「Apple Watch Series 5」の実力をガチ検証!

2019.09.28

バッテリーの持ちや、待機時に表示される情報はどうなる?

 常時表示はバッテリーの消費が激しくなるが、Apple Watch Series 5は、一般的な使用方法で18時間の駆動時間を実現した。実際に使い比べてみたが、確かにバッテリーの減り方は、Series 4より、やや速い程度。朝9時ごろから使い続け、80通近くメールやその通知を受信したほか、時刻やその他アプリの通知もある程度頻繁に確認したが、18時時点でバッテリーは50%以上残っている。日付が変わってくるとバッテリーの残量が少々厳しくなるが、就寝前にきちんと充電さえすれば、ほぼ1日使い続けることができた。

約12時間、常時表示をオンにして使ったが、バッテリーは40%以上残っていた

 これは、ディスプレイに低温ポリシリコンを採用し、低電力のディスプレイドライバーや電力管理IC、環境光センサーを組み合わせて、低消費電力を実現しているためだ。待機時には、通常秒間60回のディスプレイの書き換え回数を、秒間1回にまで抑えている。結果として、常時表示と言っても、待機時とそうでない時では、文字盤の表示も変わってくる。特に変化が大きいのが、背景に明るい色を使った文字盤を設定した時だ。

 例えば、新たに採用された「メリディアン」という文字盤は、ダイヤルの背景をブラックとホワイトの2色から選べる。ブラックを選べば、待機時とそうでない時の差は少ないが、ホワイトの場合、待機時だけ、黒を基調にした文字盤になり、腕を上げるとそれがホワイトに切り替わる。カラーの選択肢が多い「カリフォルニア」もこれは同じで、明るい色を選んでいると、待機時とアクティブ時の差がわかりやすい。

ホワイトの文字盤を設定しても、待機時にはブラックになる。写真はメリディアン

カリフォルニアも、明るい文字盤だと、待機時との色の差が大きくなる

 有機ELはブラックがベースで、色のついている部分だけ発光しているためだが、腕を上げた時だけ文字盤の色が変わってしまうのは、“時計らしくない”と感じる人もいるだろう。筆者もそうだ。このような時は、黒を基調にした文字盤しか選択肢がなくなってしまうのは少々残念。技術的に仕方のない部分ではあるが、アナログの時計との差が完全に埋まったわけではない。

 文字盤に表示される内容も、状態によって若干変わってくる。先に述べたとおり、待機時のリフレッシュレートは1Hzまで落ちるため、文字盤によっては秒針などが自動で非表示になる。筆者が使っていた「クロノグラフ」では、秒針やストップウォッチが消え、スッキリした文字盤になった。

クロノグラフの場合、色は変わらないが、秒針やストップウォッチが非表示に切り替わる

 また、Apple Watchは単なる時計ではなく、メールや予定、アクティビティなど、様々な情報を表示できるスマートウォッチだ。文字盤にこれらの情報を組み込む、コンプリケーションも用意されている。常時表示になると、それが常に見えてしまう心配もあるだろう。特にカレンダーなど、プライバシーに関わる情報は、常時表示と相性が悪い。こうした情報は、設定で待機時のみ隠すことが可能だ。「設定」の「画面表示と明るさ」で「常にオン」をタップし、「機密コンプリケーションを非表示」のスイッチをオンにすればよい。

設定で、待機時のみ、一部コンプリケーションの表示をオフにできる

 ただし、標準ではこれがオフになっているため、注意が必要だ。製品の特性を考えると、あらかじめオンになっていない点には疑問が残る。Apple Watch Series 5を利用する人は、必ず変更しておきたい設定といえるだろう。また、常時表示が不要という場合は、同じ設定メニューでオフにすることも可能だ。とは言え、常時表示が不要なら、あえてApple Watch Series 5を選ぶ理由も薄くなってしまうのだが……。アップルがSeries 3を低価格で残し、Series 4の販売を終了した理由も、ここから透けて見える。

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