「ジムニー」と「ジムニーシエラ」の兄弟車。新型が出てまだ1年なので買うなら新車という選択肢が現実的であろう。そこで、ジムニーの新車について詳しく見ていこう。
タフな本格四駆というメカニズムがジムニー/ジムニーシエラの魅力の源泉
初代ジムニーが誕生したのは、今から50年あまり前の1970年のこと。軽自動車初の本格的な四駆として登場し、土木・建設・林業などの現場で活躍する「プロの道具」として人気を博した。
初代ジムニーの走りの基本となったのが、悪路走破性を高めるラダーフレーム。そしてFR(フロントエンジン リアドライブ)をベースとした4WDシステムに、それを支える高・低速2段切り替えの副変速機だった。
その基本は現代のジムニー/ジムニーシエラにも継承されており、ジムニー/ジムニーシエラが「本格的な四駆」というステータスを勝ち得た源泉ともなっている。
ジムニー/ジムニーシエラの新車価格はどうなってるの?
タフな本格四駆として売れに売れている、ジムニー/ジムニーシエラ。あまりの人気に納期まで時間がかかるが、とはいえ中古車の流通台数も限られている現状(2019年9月下旬)。だったら新車で賢く購入したいというもの。
そのためには新車価格をしっかり確認し、モデル選びに時間を費やしたい。手始めにジムニーの新車価格から見ていこう。
【参考】ジムニー|スズキ
ハイエンドグレードのXCは安全性と快適性を強化
軽自動車のジムニーの中でXCは、最上級のグレード。しかし、最廉価版のXGと価格差は26万円5000円に収まるのは見逃せない。予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」を標準装備する。
「XC」4WD・5MT
161万5000円(税別)
「XC」4WD・4AT
170万5000円(税別)
ミドルグレードのXLはコスパが光る
中間グレードのXLは価格と装備のバランスに優れており、コスパ重視なら本命グレードといえそう。
「XL」4WD・5MT
146万5000円(税別)
「XL」4WD・4AT
155万5000円(税別)
走りの性能は本格的! 基本グレードのXG
本格的な軽四駆としてタフな走りを実現するのは、基本部分が全グレード共通のため。カスタム派なら、購入後にアレンジする楽しみも残されている。
「XG」4WD・5MT
135万円(税別)
「XG」4WD・4AT
144万円(税別)
コンパクトクラスの本格四駆、ジムニーシエラの新車価格は?
小型自動車サイズのジムニーシエラは全2グレードで構成される。ラグジュアリーなJCとコスパの高いJLだ。
【参考】ジムニーシエラ|スズキ
ジムニー全シリーズの最上位モデルがジムニーシエラ「JC」
15インチアルミホイール、本革巻ステアリングホイールなどの豪華装備と共に、予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」を標準装備する。
「JC」4WD・5MT
178万円(税別)
「JC」4WD・4AT
187万円(税別)
撥水ファブリックシートなど必要十分な装備のJL
ジムニーの「XL」と同様、コスパに優れるのがジムニーシエラ「JL」だ。ジムニーシエラには「JG」というグレードは存在しないので、ジムニーシエラをお求めならば、このJLがエントリーモデルとなる。
「JL」4WD・5MT
163万円(税別)
「JL」4WD・4AT
172万円(税別)
新型ジムニー/ジムニーシエラの納期は? 納車状況はどうなってるの?
バックオーダーが1万台(2019年9月現在)ともいわれる、ジムニー/ジムニーシエラ。そのため納期が定まらないというのが現状のようだ。
ちなみに、ジムニーが1年〜1年半、ジムニーシエラで1年〜2年が納車までの目安だという。