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大満足!大相撲を最も安い席で観戦したら想像以上に楽しめた

2019.09.29

 こうしてさる9月21日、イスC席で椅子デビューを果たした。結論から言うと、これで3800円なら文句なし。どころか、大満足だ。椅子の幅は東京ドームより広く、両隣に人がいても圧迫感はない真っ当サイズ。下の画像のように、枡席ではありえない、テレビでもまず映さない、上から見下ろす角度での観戦は新鮮だ。土俵上の声や力士がぶつかる音も聞こえる(スピーカーが設置されているのかもしれない)。電光掲示板の文字が僕の目では読み取れないが、会場入り口で無料配布される取組表を見れば不自由はない。

この角度は新鮮。

片面が本日の取組表、片面が昨日までの星取り表。嬉しいファン・サービス。

 何よりもいいのは、遠く2階最後方から見ても、勝敗がはっきりとわかることだ。こういう格闘技は、あまりないと思う。柔道やレスリングをテレビで見ても素人の僕には、一本、技あり、フォール、ポイント……、なぜその判定になるのか、よくわからない。ジャッジが下り実況アナウンサーの説明を聞いて頭ではそういうことかと思うも、その上でビデオを見ても釈然としないことがままある。ましてや遠い席から見るのでは、いよいよわからないだろう。その点、相撲は明快だ。

 この日の遠藤と隠岐の海の取り組み、僕には遠藤の勝ちに見えたが物言いもつかなかった。遠い席だから、見間違えたのだろう。ところが翌日のテレビを見ると、さる出演者が判定に対する疑問を口にしていた。どちらの勝ちでもいいが、2階最後方で見た僕と推定テレビで見た出演者が同様に思うのだから、やはり相撲は遠くから見ても勝敗がわかりやすい格闘技なのだ。

 このようにわかりやすい相撲ながら、ひとつ謎がある。9月場所千秋楽で267日間連続大入り満員ということで、14日目も満員御礼の垂れ幕が出ていた。しかし貴景勝対竜電の仕切り時、下の画像のように2階席は空席が目立つ。ネット情報をあれこれ見ると、どうやら8割くらい席が埋まれば満員御礼と呼ぶようだ。チケット完売時の用語、満員札止めとは“満員”のレベルが違うらしい。なんともわかりにくい話だが、それなら僕のイスC席も、当たるべくして当たったのかもしれない。となれば、“来年1月場所のチケットも意外に取りやすいはず!”と解釈して、次なる楽しみとしよう。この3800円、コストパフォーマンス、相当高いですよ!

満員御礼の垂れ幕。

満員御礼!? の2階席。

文/斎藤好一(元DIME編集長)

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