【1:00経過】
3、鍋にオリーブオイルを入れて極弱火にかけ、にんにくスライスを加えて香りを出す。
★POINT
強火にかけてしまうとあっという間に焦げてしまうので注意です。消えるか消えないかぐらいの弱火にかけ、じっくりと香りを立たせましょう。
【3:00経過】
香りが出たらドライトマトも加え、カリッとなったらカマンベールチーズの器に流し入れて完成です。
★POINT
熱したオイルの余熱でカマンベールチーズに火を入れます。鍋にチーズを入れて炊くとチーズが溶けすぎてしまうので、この程度の火入れにしておきましょう。
【5:00経過】
いかがでしょうか。熱々オイルがカマンベールチーズを半溶けにしてくれ、トロ~っとした食感がとても美味しいです。また、カリカリのニンニクとドライトマトがいいアクセントになっているのも楽しみの一つ。アヒージョ王道の具材であるエビやマッシュルームなどを追加するのも良さそうですね。チーズフォンデュでもないまた新たなチーズの楽しみ方、チーズアヒージョ。ぜひ、お試し下さい。それでは今宵も、良いお酒を♪
『お料理うんちくツイート』~本場のカマンベールチーズを食べてみたい~
カマンベールとはフランス北西部ノルマンディー地方にある1つの村の名前。そこで生まれたのがカマンベールチーズである。カマンベールチーズは1700年代後期に、農婦マリー・アレルという女性によって発明され、ナポレオン3世に献上されるなどして世界的に有名になる。その後、カマンベールチーズは至る所で作られることになるが、現在のカマンベール村の人口はたった200人ほど。ただ、現在もカマンベール村にはフロマージェリー・デュランというチーズ農家があるとのことで、ここへ行けば本場中の本場であるカマンベールが食べられるのだとか。本場で作られるカマンベールチーズは低温殺菌されていない生の牛乳を使う為、熟成が早く食べ頃が短くなるのだが、味や風味は格別なようだ。
文/ムッシュ・フジタ