その時、水風呂で天の声が響いた!
ある日。仕事で外出してたんだけど、4時間くらい空白の時間ができたんですよ。
そりゃあサウナいきますよね。その日に行った施設はロウリュサービスのある施設で、今思えば入り口とか浴室内にも“ロウリュサービスは○時・○時・○時”なんて告知してあるんだけど、その時はまったくそういうのを読まなかったんですね。
今思えば、この時点ですでにロウリュ至上主義から無意識のうちに少しずつ脱却してたのかもしれないんだけど、そんなこたァまったく気にせず普通にサウナに入り、水風呂に入り、いつも通り気持ちよく過ごしてたんです。
それで2セット目の水風呂に入りだした時でしたよ。唐突に、
「それではロウリュサービスはじめま〜す」
なんてお触れが浴室内に響いたワケです。もちろん唐突じゃなくて、その前からちょっと予告みたいなのはあったんでしょうけど、もうそういうのも気にせずに、サウナに没入してたんでしょう。
とにかく水風呂入った途端のロウリュサービスコール。今までだったら、あわてて水風呂から飛び出て、急いでサウナ室に駆け込んでたんだろうけど、
「そんなことより、今はこの水風呂の気持ちよさを味わっている方が大事だろ、さとう!」
っていう天の声が聞こえたんですよ。天の声というより、数人いるワタクシのサウナ師匠の中でも、一番厳格(厳格っていっても、その日その日の、そしてその一瞬一瞬のサウナを大事に堪能するってことに厳格)な“サウナジャンキー師匠”の声だったのかもしれない。
それで、ロウリュサービスを無視して、自分のペースで水風呂入って、休憩して、それでまたサウナ室に入ったりして、それから2セットくらい堪能したんですが、それがものすごくよかったんですよね。
で、それ以来、ロウリュサービスがあっても、自分のペースとサービスの時間がある程度リンクした時以外は受けないようにした。そしたらますますサウナが気持ちよく感じられてきた。
その気持ちよさを感じだしたあたりから、最初に書いた後付けの理由がグングンと脳内に持ち上がってきたんだけと、なんかスケジュール立てること自体が、精神的な気持ちよさを制御しちゃってるんじゃないか? と。
そう考えてくると、ロウリュサービスの、オレにとっては苦手な部分がどんどん目立ちはじめてきたんですよ。
ロウリュサービスを率先して受けてる人も、実は深層心理で思ってません、ロウリュサービスの、あの部分ってちょっと苦手だよな〜って。
オレが苦手な部分を書かせていただきます。