今、女子の間でSNSで話題になっている「星ピュレ」。ハート型のグミの中に、運が良ければ星型が含まれていることから、星ピュレはラッキーのしるしのようになっている。
そんな「星ピュレ」のピュレグミ工場があるのは長野県。今回は、一般公開されていない工場の見学内容と、「星ピュレビレッジ」と題して2019年8月25日(日)まで期間限定で展開されているスポットの様子をレポートする。
女子の間で広がるささやかな幸せ「星ピュレ」
SNS上では、「#星ピュレ」のハッシュタグがつけられ、星型のカラフルなグミの写真がラッキーのしるしとして、下記のような内容が多数投稿されている。
「疲れぎみだったけど、星ピュレ出て元気出た」
「運気下がりぎみだったけど、星ピュレの力を上げて運気UP!」
カンロが発売する「ピュレグミ」の中の星ピュレは、もはや女子たちのささやかな幸せアイテムとして定着しているようだ。
ピュレグミは、年間数十種ものフレーバーが出ており、定番はレモン、グレープ、マスカット。これまで一番売れたのはグレープ味だそうだ。
カンロ「朝日工場」見学!ピュレグミはどう作られている?
ピュレグミは、長野県朝日村にあるカンロ朝日工場で作られている。朝日村は本州のほぼ中央、長野県松本平の西南端に位置している。周りは高原野菜の生産が盛んな土地だ。工場の敷地面積は38,924㎡、東京ドーム0.8個分の広さを誇る。
工場では2011年2月より生産を開始し、現在、ピュレグミは1日に20万袋ほど生産されている。普段は一般開放されていない工場内を特別に見学させてもらった。
グミの製造工程
グミは、次の工程で作られている。
1.原料(ゼラチン、砂糖、水飴)をよく混ぜ合わせ、煮詰めてグミ液を作る
2.グミ液に味付けをする
3.味付けしたグミ液を型に流し込
4.乾燥
5.パウダーコーティング
グミ液
オレンジのカーテンの向こうで型押し中
グミ液を流し込む型
グミを流し込んだ後。星型の確率は非公表だが、ちらほら星型があるのが分かる。
できたてのピュレグミグレープ味(パウダーコーティング前)
触らせてもらうと、少し温かくてやわらかかった。パウダーコーティング前とあり、いつものピュレグミとは違うものだった。
グミの包装工程
グミができあがったら、包装工程に入る。
1.金属検査
2.目視で選別
3.計量
4.1袋ずつ袋詰め
5.X線・金属検査
6.箱詰め
7.機械で段ボール詰め・パレット積み
8.出荷倉庫へ
できたてのピュレグミグレープ味。
味見をさせてもらったが、できたてだからか、水分量が多くてやわらかく、とてもおいしかった。工場見学者の一人が副工場長に「これで販売してもいいのでは?」と聞いたところ、副工場長は「いや、これではダメなんです!これは本当のピュレグミではありません。」と話していた。ポリシーをしっかり持っていることが分かる。
完成した、ピュレグミの新フレーバー「ピンクレモネード味」
目視検査ののち計量へ
袋詰め工程
箱詰め工程
機械による段ボール詰め・パレット積み