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「会話が続かない」「すぐ喧嘩になる」専門家に聞く夫婦問題の解決策

2019.08.18

しゅふJOBの調査では、夫婦の会話に不満を感じているのは42.0%も。そこで夫婦の会話でよくある問題に対する解決策を夫婦問題カウンセラーの渡辺里佳さんに聞いた。

よくある夫婦の会話の不満!解決策は?

しゅふJOB総研が2019年3月に「夫婦の会話」をテーマに働く主婦層約600名対して行ったにアンケート調査結果では、夫婦の会話に「不満」を感じているのは42.0%、「満足」は36.9%となり、まずまずの結果だった。

夫婦の会話に不満を感じる原因はさまざま。とはいえ、たいてい、妻が持つ不満は共通しているものだ。もちろん夫も同じように感じることがある。

そこでありがちな夫婦の会話に関するそれぞれの不満に対して、渡辺さんに対策を教えてもらった。

1.相手がきちんと自分の話を聴いてくれない。

「相手が話を聴いてくれない原因は、いくつかあります。例えば相手にとって以下のような状態になっていることが考えられます。心当たりがあるなら、改善を意識することで解決することがあります」

●話題そのものに関心がない。
●会話の内容が理解できない。
●これまで何度も聞いた話なので「またか」とうんざりしている。
●結論の出ない話題なので、話しても仕方ないと思う。
●会話すること自体が苦手。
●話をするタイミングが悪い。(興味あるTV番組を見ているなど)

「意識が他に向いているときや、子どもたちが騒いでいるなど、落ち着かない環境では、耳を傾けること自体が難しいこともあります。また、伝えたつもりなのに伝わっていないケースもあるので、言い方や伝え方がポイント。話を聞いてくれそうなタイミングを見計らって、わかりやすく話しましょう。会話が苦手なパートナーの場合は、無理に会話しようとせず、最小限必要なことを端的に伝えるにとどめましょう」

2.自分の言葉に否定的なことしか返してくれないから、会話をしても楽しくない。

「否定的な言葉やネガティブワードは誰にとっても嫌なものです。だからといって、仕返しするように、こちらもネガティブな言葉を返すのは、大人気(おとなげ)がありません。

心理学的には、相手がなぜ否定的な言葉しか返さないのか、原因を探ることから始めます。もっと認められたい、愛されたい、優位に立ちたいなどの感情を持っている場合、それらの感情が満たされ、癒やされることで、変化することがあります」

3.話をしようとするとすぐにケンカになる。

「お互いに言い方がきついなど、トゲのある言い方をしていませんか。ケンカになるのは、相手を負かそう、やり込めよう、とっちめよう、困らせようとしているからです。売り言葉に買い言葉の応酬はキリがなく、エスカレートしてしまうのが怖いところです。夫婦関係はライバル関係ではありません。勝ち負けにこだわるのはやめ、対等な関係を目指しましょう。

話し合いを始めたのはケンカが目的ではないはず。何のための話し合いなのか原点に立ち戻ってください。上から目線、命令口調、見下した態度、眉間にシワを寄せた怖い表情、腕組みなどをしていませんか。自分がされてイヤだと思うことはしないよう意識するのがポイントです。

相手に依頼するときは、『〇〇して』ではなく、『〇〇してくれると(自分は)助かる』『〇〇だと(自分は)うれしい』というように、自分(I)を主語にした“アイメッセージ”を心がけるようにしましょう。

自分の意見を言うときも、ゴリ押しの主張をするのではなく、『〇〇という考え方もあるらしいよ』と、資料を提示したり、第三者の意見として取り上げたりしながら『提案型』で話すのがコツ。直接的ではなく、柔らかな印象になりますよ。ケンカがエスカレートしそうなときは、いったん話し合いをストップします。『続きは今度にしよう』と冷静に伝える勇気を持ってくださいね」

4.価値観が違うので、趣味や楽しみの話をしても楽しくない。

「生育歴や環境、背景が異なる二人なので、価値観や性格は違って当たり前です。無理は長続きしませんし、苦痛なだけです。楽しくないなら、我慢して話を聞く必要はないと思います。お互いに、相手の趣味や考え方を否定するのではなく、尊重する気持ちがあればよいのではないでしょうか」

5.必要なことはLINEで済ませて、リアルな会話がほとんどない。

「LINEも立派なコミュニケーションツールです。多忙な夫婦の場合は、手軽に会話ができるLINEを利用するのもありだと思います。そして、LINEで交わした会話をリアルな場面でも持ち出し、お互いに確認し合うのがおすすめです。誤解や勘違いが避けられますし、話題を深めることもできますよ」

6.そもそも一緒に話をする時間が持てていない。

「どんなに忙しくても、まったく時間を持てないことはないはずです。一方的に『時間作って!』と強制するのではなく、相手の都合を尊重しながら、双方にとって可能なスケジュールを組んでみてください。それも難しいなら、メモや交換日記などで連絡を取り合うのも方法です。単身赴任や別居婚の場合も、LINEやスカイプなどでコンタクトをとることを忘れずに」

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