長時間労働の是正も。金融サービス企業として進化し続ける!
ワークライフバランスには長時間労働の是正が欠かせないが、従業員一人ひとりが退社予定時刻をクリップ付きのカードで示して見える化する仕組みを設け、職場全体で早帰りの風土を醸成している。また、全員が毎月少なくとも1日の休暇取得を行う「スマートデー」制度により有給休暇取得を推奨したり、テレワーク推進により多様な働き方を実現する等の取り組みを行っている。
「多様な人材の中でさまざまな考え方を知り、気づきを得ることで、創造性に富んだ金融サービス企業として進化していくことを目指しています」(高矢さん)。
同社では、結婚や育児で退職する女性社員は1%に過ぎないという。
2019年4月末の女性ライン管理職比率は女性従業員の29.4%、931名となっている。
とはいえ、女性だから昇進させている訳では無い。評価軸はあくまでも平等であり、プロセス、パフォーマンス、バリュー等で総合的に判断しているという。
最後に高矢さんに、女性管理職についてメッセージをもらった。
「責任の重さから管理職にしり込みする人もいるかもしれませんが、管理職になると見える景色も変わり、やりがいも増えます。新たな発見が増え楽しさも増すので、挑戦する価値があると思います。是非、トライしましょう。」。
かく言う高矢さんも大きなお子さんがいるお母さんだ。
女性管理職を増やすことは政府も掲げる通り喫緊の課題だ。あなたの会社もりそなホールディングスの取り組みを参考にしてみてはいかがだろうか?
※本件の女性活躍に関する実績や取り組みはりそな銀行、埼玉りそな銀行等によるもの。
■株式会社りそなホールディングス
日本の5大銀行グループの一角を占める規模を持つ金融グループで、傘下にりそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行の4行体制。関東・関西を主要な地盤とし、有人店舗数は837と国内最大規模。個人取引・中小企業取引に強みを持つ。
取材・文/稲垣有紀