「建築の街」で知られるシカゴだが、実は無人レストランやAmazon GoなどITを用いた取り組みをしている飲食店が多い街でもある。
シカゴで見つけたセルフサービスレストランをいくつか紹介しよう。
1.無人レストラン「Wow Bow」
セルフサービスのアジアン・フードチェーン店。
サンフランシスコにある世界初の完全無人レストラン「Eatsa」が自社の技術を販売しているため、内装やオペレーションがEatsaと全く同じになっている。
オーダーの仕方は極めて簡単。
最初にモニターでオーダーをする。支払いはクレジットカードのみで、レシートは入力したメールアドレスに送られてくる。
支払いが完了すると、商品が出てくるロッカー番号が表示されるので、該当ロッカーの前で料理が出来上がるのを待つ。
注文してから数分ほどで料理が完成し、ロッカーの中に紙袋に入った商品が現れる。
ロッカーの扉を手で2回ノックすると扉が開く仕組みとなっている。
中からは、ホカホカの肉まんが出てきた。
ちなみにこの店「無人レストラン」という名で親しまれているが、ロッカーの裏側に厨房があり、オーダーが入ると厨房でスタッフが調理をして、ロッカーに商品を入れている。
厨房にスタッフはいるものの、このシステムを導入してから、顧客の待ち時間が大幅に削減され、店内のオペレーションがスムーズになった、とWow Bowは発表している。
2.カップケーキATM
シカゴをはじめ、ニューヨークやロサンゼルスなどアメリカ全土に15の店舗をもつ人気カップケーキ・ベーカリー「Sprinkles」が作った世界初の「カップケーキATM」。
スクリーンにタッチして好きなフレーバーを選び、クレジットカードで支払いをすませると、受取口から箱に入ったカップケーキが出てくる仕組みになっている。
24時間365日カップケーキを購入することができ、カップケーキラバーには有難いATMである。