■連載/ムッシュ・フジタの5分でできるおつまみレシピ
白身魚のマース煮。なかなか聞いたことがない料理名ですよね~。どんな料理かというと、これは沖縄料理のひとつなのですが、マースとは沖縄の方言で塩のこと。つまりは魚の塩煮ということなんです。…と、言われても、今度は『いやいや、塩煮って!』とツッコミたくなりますよね。でも、そのまんまなんです。もともとは海水を使って魚を煮て料理したことがこの料理の起源らしいのですが、実際に海水で煮たらかなりしょっぱい仕上がりになることかと思います。それをうまい具合に塩分調整し、さらに沖縄ならではの泡盛も加えて煮込むのが現代版マース煮。ご納得いただけたでしょうか? ちなみに、こうやって云われを解説してもシンプルさが伝わると思いますが、作り方も本当にシンプル。でも、すごく美味しい! こんな簡単に煮魚ってできちゃうんだと驚くと思いますよ! ぜひ、お試しいただければと思います。
それでは、さっそく作り方を紹介しましょう!
用意する食材はコチラ!
白身魚のマース煮
-材料- 原価
・白身魚(ハタ) 1尾(650円)
・乾燥アオサ 5g(20円)
・しょうが 30g(30円)
・青ネギ 1/5束(20円)
・泡盛 100cc
・水 700cc
・塩 適量
・昆布だしの素 8g
(材料費 約720円。調味料等は材料費に含めず)
それでは、お料理タイムアタック、スタート!
【0:00スタート】
1、しょうがはよく洗って皮付きのまま厚めにスライスする。
【0:15経過】
2、白身魚はよく洗い、×に切れ目を入れる。
★POINT
今回使用した魚は内臓が取られている物を使用していますが、腹の中に汚れが残っている場合などもあるのでまずはしっかり洗いましょう。身に×印を入れるのは火の通りをよくする為です。