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「ジュリア」で示したアルファロメオの意地とDNA

2019.07.28

ディーゼル版「ジュリア」の完成度

 そして、新しい取り組みとして高く評価できたのが、カーナビを標準装着するのを止め、代わりに「CarPlay」と「Android Auto」を装備して、スマートフォンをモニター画面と音声で操作できるようにしたことだ。後付けのカーナビを付けて使いにくかったり、地図ソフトが古くなるのを我慢しなければならないくらいだったら、この方がとても合理的だと「CarPlay」ユーザーの僕は思った。

 ただ、ちょっと残念だったのは、そのモニター画面のクオリティーが低いことだ。せっかく「iPhone」の画面を大きく映し、「Google Maps」を表示しても、解像度が低いのか、粗い画面にしかならず、クッキリとは見えないのがもったいなかった。

 SUVの「ステルヴィオQ4」にも導入時に乗っている。ガソリンエンジンを搭載する4輪駆動版に再び乗ってみた。インテリアや操作方法などは「ジュリア」に準じている。走らせると、車体が大きく重量が重く、乗車位置と重心が高い分、動きが全般的にマイルドに感じる。運転しやすく、大きな不満はないのだが、反対に、積極的に選ぶ理由も見出せない。

 同じ「ステルヴィオQ4」のディーゼル版に次に乗ったが、ディーゼル特有の低回転からの太いトルクでの力強い加速が印象的だった。アイドリング時のカラカラいうノイズと振動も皆無ではない。今回は測れなかったが、ディーゼルのアドバンテージが活きる燃費値がどれくらいになるのかがカギとなるのではないか。

 そのディーゼルエンジンを積んだ「ジュリア」には初めて乗った。ボディーの内外のどこにも“ディーゼル”の表示がない。エンジンを始動しないとわからない。始動すれば、ステルヴィオと同じように、アイドリング時のノイズと振動でわかる。トルクの太さによる加速の強さは「ステルヴィオQ4」よりも明確に感じた。

「ジュリア」と「ステルヴィオQ4」のエンジン違いを2台ずつ4台乗った結論としては、アルファロメオの新たなスポーティーな4ドアセダンとSUVは狙い通りに仕上がっていて、完成度もなかなか高い。以前のアルファロメオと較べると、4台の内外デザインがおとなしい印象で優等生的なのが個人的には物足りなく思うが、その分、より多くの人に訴求できれば良いとも納得できる。

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