■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ
アルファロメオの4ドアセダン「ジュリア」とSUV「ステルビオ」に、ガソリンとディーゼルエンジンが搭載され、乗り較べる機会があった。アルファロメオがゼロから新開発した久々のFR(後輪駆動)の4ドアセダン「ジュリア」への期待は大きかった。
「ジュリアやその後に続くステルビオ、さらにそれらに続くモデルによって、アルファロメオはブランドの再構築を図る」
本社のマーケティング部門の責任者が「ジュリア」の日本導入時に来日し、メディア発表会で決意を高らかに謳いあげたほどだった。その意気込み通りに仕上がっていることは、2年前に導入した時、初めて乗ってすぐに感じ取ることができた。機敏なハンドリングと快適な乗り心地を高いレベルで両立させていて、居住性などにも優れている。実にアルファロメオらしいスポーティな4ドアセダンに仕上がっていた。