ゆうちょ銀行は特殊なのか? 振込手数料をそれぞれ比較
ここではゆうちょ銀行の振込手数料を、ゆうちょ口座同士、他行宛などの場合に分けて紹介する。
ゆうちょ同士で送金する場合の振込手数料は?
ゆうちょ銀行の場合、正確にはゆうちょ銀行同士では、振込という言葉は使わない。ゆうちょ銀行の口座(振替口座または総合口座)から、ゆうちょ銀行の口座(振替口座または総合口座)に送金する場合は、電信振替と呼ぶ。
電信振替の手数料は、ATMを利用した場合で、月に1回は無料。2回目以降は123円だ。
ゆうちょ銀行は土日で振替手数料が変わる?
ゆうちょ銀行は、土日であっても振込手数料は変わらない。
ゆうちょ銀行からみずほに送金する場合の振込手数料
ゆうちょ銀行から、みずほ銀行、つまり他行あてに振込みをする場合、ATMを利用すると、5万円未満は216円、5万円以上は432円だ。これは、都市銀行の一般的な手数料とほぼ同じだが、料金区分が5万円を境にしているので、3万円以上5万円未満なら、ゆうちょ銀行がお得だ。
振込手数料がお得になるゆうちょダイレクト
ゆうちょダイレクトは、パソコンやスマホなどを使ってインターネット上でゆうちょ銀行の取引をするサービスだ。
ゆうちょダイレクトに申し込むと、ゆうちょ銀行の口座間での送金(電信振替)が、月に5回まで無料になり、6回目以降も113円とお得になる。もっとも、他行あての振込みは、5万円未満216円、5万円以上432円で、ゆうちょダイレクトに申し込まずにATMを利用した場合と変わらない。
他銀行への振込手数料が安い銀行は…ネット銀行!
先ほど楽天銀行の例を挙げたように、単純に振込手数料を比較するなら、ネット銀行がお得だ。楽天銀行以外では、ソニー銀行は月に1回は他行宛振込が無料。住信SBIネット銀行の場合は、残高などの条件を満たせば、最大月15回まで他行宛振込が無料になる。
振込手数料を重視する人はネット銀行を選ぶという手もある
【参考】手数料一覧(ソニー銀行HP)
銀行と比較すると振込手数料はゆうちょが安い
ネット銀行にメインバンクを切り替えるのに不都合がある人は、ゆうちょを検討するといいだろう。上でも書いたように、他の銀行よりも振込手数料が若干ではあるがお得になっている。
以上、銀行の振込手数料について解説してきた。振込手数料は、一度の金額はそれほど大きくなくても、度重なると大きな金額になる。この記事を参考に、振込手数料を安く抑える方法を各自検討して欲しい。
※データは2019年7月下旬時点での編集部調べ。
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文/ねこリセット