7月25日が何の日かご存知だろうか。
答えは「最高気温記念日」。1933年の7月25日に山形県山形市にて、40.8度を記録したことに由来する。その85年後の2018年7月23日。埼玉県熊谷市では、観測史上最高気温となる41.1度が記録された。
近年、猛烈な暑さが続く日本列島。「最高気温記念日」は、できればクーラーの効いた部屋で涼んでいたいものだ。
しかし7月25日が「最高気温記念日」だからといって、ビジネスパーソンは休んでいられない。なぜならすぐそこに“お盆”という長期休暇が待っているからだ。
暑かろうがお盆前の書き入れ時。そんな“酷暑”でも頑張らなければならないビジネスパーソンの助けてくれるのは、「野球のアンダーシャツ」かもしれない。
野球アンダーシャツの役割って? その効果をスポーツメーカーのミズノに聞いてみた
ミズノ株式会社 ダイアモンドスポーツ事業部 事業企画販促部 マーケティング課 中島慶子さん
そもそも野球選手はなぜアンダーシャツを着るのだろうか。
今回はスポーツ用品メーカーでおなじみのミズノ株式会社に訪問し、お話を伺った。
対応してくださったのはマーケティング課の中島さんだ。
中島さん曰く、野球選手がアンダーシャツを着る理由は主に3つあるという。
着心地
1つは“着心地”だ。野球のユニフォームは、今でこそ品質の良いものが揃っているが、その昔は生地が分厚く、肌触りも悪かったそうだ。そういった状況下においてインナーウェアの需要が高まり、アンダーシャツが開発・採用されたのではないか。というお話だ。
※野球のユニフォームの起源はよく分かっておらず、最も古いユニフォームは、1860年代後半にシンシナティ・レッドストッキングス(現シンシナティ・レッズ)が着用したユニフォームだと伝わっている。
パフォーマンスのサポート
2つ目の理由はパフォーマンスをサポートしてくれる点だ。これは「コンプレッション型アンダーシャツ」、いわゆる“ぴちぴち系”のアンダーシャツに限った話だが、身体をぴっちりと覆ってくれるこのインナーは、無駄な筋肉の振動(ブレ)を抑えてくれるという。
汗の処理
3つ目の理由は汗処理だ。一見すると「暑いのに2枚も服を着るなんてより熱くなりそう」と思われがちだが、実はアンダーシャツを着ることによって、汗を効率的に処理できるのだ。効率的に汗が処理されることによって、衣服のべたつきを防ぎ、比較的長い時間を快適に過ごすことができる。