出会いを求めている時に、雑誌やインターネット記事で、「高スペックな男性と出会うならワインスクールへ!」とうたうものを見たことはあるだろう。果たして本当なのだろうか? 筆者はこれまで大手ワインスクール2校でワインの勉強に励んできた。今回は、婚活女子にとって「本当に出会いの場になるのだろうか?」という視点で本記事を書いてみた。
クラス全体が自然と仲良くなれる雰囲気がある
ワインスクールの魅力はここにある。単発のレッスンではなく、3か月間で計5回程度のレッスンであれば、授業に出席するごとに顔と名前を覚えていく。教室に入る時も周りの人と挨拶し、隣に座った人とは一言二言と自然に会話が弾んでいく。
筆者が今でも忘れられないのが、某スクールの3か月講座(気軽にワインを楽しみながら知識を付けていくもの)に出席した時のことだ。
ずっと前からスクールに通っている方も多数おり、新参者の筆者は少し緊張していた。クラスでは毎回5種類ほどワインのテイスティングをするが、講義後は全員でグラスを下げるルールとなっている。以前から通っている方は慣れた手つきで、他の出席者のグラスも率先して下げてくれた。筆者の元にもある男性が来てくれ、「グラス下げましょうか」と声を掛けてくれた。その際に、「このワイン、美味しかったですよね」とプラス一言を掛けてくれたのだ。そこで一気に緊張がほぐれ、また該当の「このワイン」は筆者も一番美味しいと感じていたものだったので、親近感が湧いた。
また、スーツに身を包んでいる仕事帰りのサラリーマンの出席が多いが、クールな印象と思いきや、先生に当てられた時にちょっと照れて困っている様子なども、ギャップがあり可愛らしく見える時があった。
更に、実際にワインをテイスティングすることで適度な酔いが回ってくるので、クラス全体が自然と和気あいあいとした雰囲気になる。(酔っ払い過ぎて周りに迷惑をかけることは厳禁ではあるが。ちなみにクラスの男性陣は、5種類ほどのワインを全て飲み干す方が多く、酒豪揃いだった)
授業以外の懇親会でさらに仲が深まる
スクールにもよると思うが、クラスの親交を深めようと、先生またはクラスメイト主導で懇親会が開かれることがよくある。筆者が通っていたクラスは平日夜のクラスで、仕事帰りのサラリーマンが多かったため、レッスン後に先生を交えて食事するということが何度もあった。
仕事も授業も終えて緊張感から解放される上、当たり前だがみな酒好きなので、リラックスした雰囲気になる。お酒が進むごとに親密度も増していくと言えるだろう。
筆者も、懇親会で仲良くなった男性とお互い幹事になって、後日合コンを開いたほどである。また、国内外問わずグルメに詳しい人も多くいるため、お勧めのワインや観光場所も色々と教えてくれる人が多い。「共通の趣味=ワイン」があると、食とワインを心から楽しむ方が多くいるので、色々な情報交換が出来る「仲間」に自然となっていく。