スポーツカーやクルーザーのような高額な買い物を、カードでサッと支払う……。そんなドラマに出てくるような大金持ちに、あこがれたことはないだろうか?
クレジットカードにおいて、ゴールドやプラチナよりも上位に位置する最高峰のステータスを持つのが「ブラック」カードだ。前述の大金持ちがいかにも持っていそうな、そんなブラックカードについて、この記事では3大ブランドの1つであるJCBのものをピックアップする。
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JCB最高峰のブラックカード「JCBザ・クラス」
JCBでは、最上位のステータスとなる「JCBザ・クラス」が、いわゆるブラックカードにあたる。カードの色も、それを示すかのように黒を基調としている。
JCBに限らず、ブラックカードは招待制で、その条件は公開されていない。ほかのカード違って審査に通る以前の問題で、そもそも自分から申し込むことすらできないのだ。
「JCBザ・クラス」の場合、ひたすらJCBから声がかかるのを待つ。「選ばれし者」だけが持てる特別なクレジットカードなのだ。
詳細な条件こそ伏せられているが大前提として、JCBザ・クラスに招待されるには、そもそもJCBのクレジットカードを所持している必要がある。
その手前のステータスであるJCBゴールド、JCBプラチナの愛用者が、一定の条件を満たすとJCBザ・クラスに招待されると言われている。
【参考】JCBザ・クラス|クレジットカードなら、JCBカード
JCBザ・クラスの審査期間はどれくらい?
JCBザ・クラスは、申し込み制ではないので、そもそも審査が存在しないようだ。その代わり、JCBゴールドやJCBプラチナで利用実績を積み上げることが必要で、年間100万円以上の利用実績を何年も継続して、ようやく招待されたという情報もある。
2018年もJCBザ・クラスのインビテーションがSNSにて報告される
「インビテーション」と呼ばれるJCBザ・クラスへの招待は、例年11月に実施されるようだ。2018年も、このインビテーションを受けた利用者が、SNSに投稿した報告を見ると、11月だったことがわかる。
やっぱりブラックカードの限度額は大きい? JCBザ・クラスのケース
「ブラックカードの限度額は無制限」なんてウワサもあるが、それはあくまで映画やマンガの中だけの話。とはいえ、ほかのカードのように「いくら」と決まっているわけではなく、年収や利用実績に応じて個別に設定されているのが実情のようだ。
JCBザ・クラスは家族カードもブラックカード
クレジットカード本会員の家族が、本会員と同じサービスを受けられる「家族カード」。専業主婦の奥さんや学生の子供など、定収入がなくクレジットカードを作りづらい人向けのサービスだ。
このJCBザ・クラスでも、もちろん家族カードが発行できる。公式にはアナウンスされていないが、8枚まで無料のようだ。
前述のように、家族カードは本会員と同じサービスとなるため、JCBザ・クラスの家族カードも当然、ブラックカードあつかいとなる。ただし、利用限度額は本会員と共有となるため、1人で使っているより限度額が低くなる点は注意しよう。
JCBも含めて、ブラックカードに法人向けは存在しない!?
JCBザ・クラスは、個人向けのクレジットカードだ。一般的に法人向けのブラックカードは存在しておらず、これはJCBも同じ。法人向けの最高峰は、プラチナカードということになる。
会員数が増加中のJCBザ・クラス!特典の利用に影響も?
JCBザ・クラスが登場して間もない頃と比べると、確実に会員数は増加している。特典の中には人気のある施設の利用などもあり、会員数が増えたことで予約しづらいといった影響も出ているようだ。
ブラックカードのJCBザ・クラス、気になる特典は?
確たる利用実績と高額の年会費が特徴のブラックカード。所持するだけでも大変な分だけ、一般カードにはない豪華な特典が付いている。
JCBザ・クラスには、どのような特典があるのだろうか? 詳しく見ていこう。
【参考】1万人に聞いたクレジットカードを選ぶ時に重視するポイントTOP5
ブラックカードのJCBザ・クラスがあれば、空港ラウンジが無料に!
JCBザ・クラスは、空港ラウンジが無料で利用できる。さらに、同伴者も1名までなら同じく無料になる。
さすがブラックカード!ディズニー関連の特典が充実しているJCBザ・クラス
JCBは東京ディズニーリゾートのオフィシャルスポンサーということもあり、ディズニー関連の特典が充実している。もちろん、JCBザ・クラスも例外ではなく、ディズニーランド、ディズニーシーそれぞれにあるラウンジを利用できる特典がある。
ディズニーファン落胆!? JCBザ・クラスのクラブ33の特典が終了
上記のラウンジ以外にも、JCBザ・クラスを持っていれば、東京ディズニーランド会員制レストラン(クラブ33)を年に1回、無料で利用できた。しかし、残念ながら現在はこの特典は終了している。
クレジットカードの「突撃」ってなに?JCBザ・クラスの場合
JCBザ・クラスのような「招待制」のクレジットカードは、作りたくても招待を待つしかない。しかし、裏ワザとして自分から「作りたい!」と直訴することで発行してもらえるケースがある。このような方法が、「突撃」と呼ばれているようだ。
JCBザ・クラスも、過去に「突撃」して発行されたケースもあるようだ。現在でも、この裏ワザは有効なのだろうか?
もう通用しない!JCBザ・クラスへの「突撃」は廃止
残念ながら、JCBザ・クラスは2017年に「突撃」が廃止になったようだ。電話で申込書を取り寄せる方法はまったく通用しなくなり、現在は裏ワザの効かない完全な「招待制」となっている。
JCBザ・クラスの詳細は、個人ブログが参考になる!
JCBザ・クラスの詳細は、JCB公式サイトだと、ほとんどわからない。これは「招待制」のため、インビテーションを受けた人だけが情報を得られる仕組みだからだ。
とはいえ、手に入れる前こそ、詳しい情報を知りたいところ。そんなときに頼れるのが、実際にJCBザ・クラスを手にした人の個人ブログだ。インビテーションを受けたときの喜びの声や、特典内容の紹介など、きっと参考になるはずだ。
JCBザ・クラスは、JCBで最高峰に位置するブラックカードだけに、気になっている人も多いだろう。しかし、インビテーションを受けるための条件や、特典内容など、公式サイトを読んだだけでは不明な点も多い。
この記事はもちろん、上述した個人サイトなども参考に情報を集めてみよう。しかし、手に入れるために、最後にものを言うのは「利用実績」だ。どうしても欲しいなら、返済遅延などの事故を起こさず、地道に実績を積み重ねていこう。
※データは2019年7月上旬時点での編集部調べ。
※本記事はカード入会を推奨する目的はありません。あくまで自己責任・自己判断でご利用下さい。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
文/ねこリセット