【2019上半期ヒット商品大研究】斬新なアイデアで売れた日用雑貨5選

【ファッション】

旧ソ連製の表示灯を使った一点モノに150人がひと目惚れ！

キャンプファイヤーで発見『ニクソイド』

参考価格：3万7388円（税込み、送料込み）

1950年代に開発され、表示灯などに活用されていた美しいガラス製のニキシー管。中でも完成度の高い旧ソ連で製造された未使用のニキシー管を、デジタル腕時計にリプロダクトした商品。ケースの研磨、塗装はすべて手作業。世界にふたつとない〝美品〟だ。

旧ソ連は軍用でニキシー管を開発していたため、耐久性などに優れる。

☑️ココが肝！

プロジェクトを立ち上げたのはウクライナのチーム。最先端テクノロジーとはひと味違う、レトロフューチャーなデザインが多くの男性を魅了。

濡れた傘が邪魔にならない超撥水＆逆たたみ機構で調達率4900％

グリーンファンディングで発見『レインスマイル』

参考価格：4334円

ひと振りするだけで雨粒を払える高い撥水性と、濡れた面を内側にたためる機能の斬新さから、開始5時間で目標金額を達成した〝周囲を濡らさない傘〟。重量約260g、親骨約53cmの傘が収納時は約24cmになるなど携帯性も優秀。UVカット率99％で、日傘にもなる。

撥水加工を施した生地にUVカット性を高めた裏地をセット。雨粒も紫外線も強力に弾く。

☑️ココが肝！

「濡れた傘は邪魔になる」という、これまでどうしようもなかった日常の困り事を鮮やかに解消。逆転の発想で大反響を巻き起こした。

わずか12時間で初回分が即完売した雪駄×スニーカー

マクアケで発見『unda-雲駄（うんだ）』

参考価格：1万5000円

日本の伝統的履物のひとつである雪駄に、PU素材のクッションやエアソールといった現代の技術を取り入れた。見た目はユニークだが、ふわふわとしたはき心地は、さながら雲の上を歩いているかのよう。「ビーチサンダルと違い、長時間歩いても足指が痛くなりにくい」「足裏に心地よくフィットする」など、絶賛の声が続出した。

☑️ココが肝！

昭和レトロなど、文化・伝統への注目はここ数年、大きなトレンドになっているが、これぞ温故知新というデザインに仕上がっている。伝統と最新テクノロジーを融合した商品は今後もさらに増えそうだ。

取材・文／溝口敏正