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「見える化」と「測る化」ができてこそ業務は改善できる!

2019.07.02

毎日の食事を意識する人と、そうでない人の違いとは?

3日前のランチ、何を食べましたか……。思い出すのに時間がかかりがちなこの質問に対し、およそ20%の人はすぐに回答できるといいます。その多くが、炭水化物の摂取を控えたり、食べたものをスマホで撮影したりするなど、体重を厳しくコントロールしている人です。特にボディービルダーなら、必ず答えられるでしょう。食事に関する彼らの記録や記憶には「太ってしまったら大変!」という〝ホラー〟(恐怖)、もしくは「やせたらスポーツ競技に有利になる!」という〝ベネフィット〟(利点)が大きく影響しています。

私はそこまで体重をコントロールする必要はない

こうした〝ホラー〟や〝ベネフィット〟を、普通は意識しないでしょう。私はトライアスロンのレースに出場するために、レースが近づけばランチを何にするか気をつかいますが、そうでなかれば気にせず食べて何を食べたのか覚えていません。目的がなければ、それでよいのです。体重のコントロールは誰もが必ずやらないといけないことではありません。

しかし〝働く時間のダイエット〟はどうでしょうか。働き方改革関連法が施行され、従業員が原則月間90時間以上の長時間労働を行なうと、企業側は罰則の対象になります。中小企業や建設業は来年から対象となります。フリーランスや個人事業者は関係ないと思うかもしれませんが、働く時間を何とかしようと思っている人は多いでしょう。思いっきり働きたいという気持ちはわかりますが〝100年ライフ〟といわれている中で、働く時間のダイエットを怠り、心身を壊しては元も子もありません。

考えるべきは、自分でコントロールできる時間を改善すること

「残業しないでくれ。でも売り上げは上げてほしい」と、上司から言われたことはないでしょうか。企業は売り上げおよび利益を上げて、社員の昇給に対応し、株主に還元していく必要もあります。そのうえで、法律も順守しないといけません。すなわち企業人として働く場合は、自分でコントロールできない国の法律に抗うことなく、自分でコントロールできる時間の中で、どのように改善していけば自分がハッピーになるのかを考えるべきです。より短い時間で、より多くの成果と働きがいを得ることを目指した方がスマートでしょう。

測れないものはマネジメントできない

マネジメントの父と称される経営学者のピーター・ドラッカーや、ゆとりによる作業の効率化を訴える米ソフトウェア工学者のトム・デマルコは、同様の提唱をしています。それは「測れないものはマネジメントできない」ということです。〝見える化〟して、それを数値で表して初めて、マネジメントできるといえます。

冒頭で触れた体重のダイエットも同じです。食事によって摂取したカロリーがわかれば、どれだけ摂取量を減らすべきか、もしくは運動によって消費カロリーを増やすべきかの戦略を立てることができます。働く時間のダイエットをする場合も同じです。作業の時間や内容を〝見える化〟して、さらにそこから定量的に〝測る化〟をしないと、どれをどのように減らすべきかを決めることはできません。
スマホでもPCでも手帳でもいいので、自分でどれくらい働き、どんな作業をして、どのような成果が出たのか、何が無駄であったのかを、数値で管理することが必要です。

上位5%の社員が実践していた振り返り習慣

弊社が働き方改革の支援をしているクライアント企業のうち25社(従業員数総計12万人以上)に協力してもらい、各社の人事評価における上位5%の行動志向について調査しました。この〝5%社員〟は各社におけるエース級の人材です。残業時間が少なく、しかも成果は抜きんでています。そんな〝5%社員〟の行動履歴を追跡したところ、おのずと定期的に自分の仕事を振り返っていたのです。1週間もしくは2週間おきに15分程度の振り返りを習慣づけており、その定着度は5%以外の社員の8倍以上もありました。明らかに仕事に取り組む行動が違うのです。

この〝5%社員〟の行動を真似すれば、きっと成果が出やすくなるのではないかと思い、クライアント企業14社の社員に対し、週15分の振り返りタイムを強制設定したところ、2か月後のアンケートで平均5%の労働時間のダイエットに成功するばかりか、67%の社員が「モチベーションが上がった」と回答しました。

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