たった30分ほどでシャツのシワと匂いが消えた!
では、さっそく筆者のシャツで性能をチェックしてみよう。
当日、韓国と言えば焼肉! という感じでお酒とお肉を堪能した、着用後のシャツだ。
シャツの袖や背中にはガッチリシワがより、匂いを嗅ぐとスモーク臭が感じられる。このまま着用するのは少々はばかれる状態だ。
そこで、専用ハンガーに吊して「LG styler」の中にセットする。
ドアをしっかりと閉めたら、まずは電源ボタンを押す。
ハングル(韓国語)のため読めないかもしれないが、「リフレッシュコース」を選んだ。この「リフレッシュコース」では「しっかり、標準、おいそぎ」の3種類がさらに選べる。ここでは、標準を選んだ。
「LG styler」にはほかにも「除菌プラス」「上質乾燥」「専用コース」などが選べて、予約機能も搭載する。
韓国と日本の電圧が違う(220Vと100V)ため、仕上がり時間が2割ほど日本で使うより早くなるそうだが、30分弱でリフレッシュコースは終了した。その間、機械の動作音や振動は、寝ていても気にならないレベル。思っていたより静粛だなぁと感じた。
仕上がったシャツはというと、全体がシャキっとした印象。
近づいてみると袖の裏側や背中のシワはほとんど消えていた。しかも、焼肉のスモーク臭も気にならず、洗濯したてのような爽やかな匂いとなっていた。
たった30分でこの仕上がりは満足以外の何物でもない! 筆者は海外に行くと、たたんでスーツケースへしまったシャツにアイロンをかけるのが習慣になっているのだが、今回はアイロンがけ一切なし! これはラクチンだ。……ということで、韓国名物!? の「チャミスル(焼酎の一種)」を痛飲し、翌日寝坊してしまう羽目になったのは、まったくの余談である。
日本でも流行るはず!
「LG styler」を実際に使ってみた感想は、思っていた以上に使える家電だなあというもの。実際、韓国では今、月に2万台以上とバカ売れしているという。日々のアイロンがけの手間、クリーニング代のことを考えると、家にコレがあるといいなぁ〜って心底思う。
韓国では一家に一台ではなく、一部屋に一台というご家庭も出てきているという。PM2.5の影響もあり、韓国では今ウォークインクローゼットが流行しているのだが、そこに「LG styler」を設置する新築が、新婚家庭で人気らしい。
韓国中で人気に火が付いた「LG styler」。日本で人気になるのも時間の問題では? と、個人的に思っている。もし試す機会があれば、最新家電の進化っぷりに驚いてほしい。
取材・文/中馬幹弘