DIME8月号(6/14発売)では今秋ひとつの区切りを迎え、新たなビジネスの発信地となる渋谷駅周辺の再開発を特集しています。今回は特集の中から一足先に渋谷の新名所をご紹介!
【ご購入はコチラ】
Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/B07SLGWQJW
楽天 https://books.rakuten.co.jp/rb/15932588/
7net https://7net.omni7.jp/detail/1212781502
完成しつつある渋谷の新施設を見て、期待を膨らませている人は多い。新しい渋谷の象徴となる7つの新名所を紹介しよう。さらに実物、写真、完成予想図をもとに〝建築物〟としての魅力を、建築ジャーナリストにチェックしてもらった。
天空を貫く、「渋谷スクランブルスクエア」が徐々に全貌を現わしつつある今、渋谷駅前エリアの新施設への期待は日々高まっている。建築ジャーナリストの磯 達雄さんは、建築物として好奇心を刺激する設計が多く見られる点を挙げ、それが期待に結びついていると話す。
「渋谷駅周辺のビルには、デザインアーキテクトがそれぞれ参画しています。谷地形の渋谷をエレベーターやエスカレーターで上下を結ぶアーバン・コアや外装など、見上げた時に目に入る低層部に個性が表われています」
今回紹介した7つの新施設の中でも、その特徴が顕著なのが「渋谷ストリーム」だと磯さんは言う。
「白いパネルをランダムに配置した外観のデザインは画期的。2階のビルを貫通する通路には、東横線の線路をあしらい、店と店の間に路地のような空間を設け、ビルの中ではなく、街中にいるように感じさせる工夫がおもしろい」
ほかのビルも同様、丸の内や大手町のオフィスビルとは明らかに違う、渋谷らしい〝遊び〟がある。その完成が待ち遠しい。
建築ジャーナリストが評価!
「新施設はアーバン・コアのデザインがおもしろい!」
建築、インテリアなどの出版、制作、編集を行なう「フリックスタジオ」の取締役。桑沢デザイン研究所非常勤講師、武蔵野美術大学非常勤講師も務める。
〈新名所1〉富士山まで見渡せる360度の眺望体験!
渋谷スクランブルスクエア
地上約230mの展望施設「SHIBUYA SKY」が目玉で、ニッポンを代表する観光スポットになりそう。一方、産業交流施設「SHIBUYA QWS」など、ビジネス発信地としても注目だ。地下2〜地上14階にはレストランなどの商業施設が入る。
所在地:渋谷区渋谷2-24-12
発注者、事業者:東京急行電鉄、JR東日本、東京地下鉄
階数:地下7階・地上47階
延べ面積:約27万6000㎡(全体完成時)
渋谷ヒカリエと接続する2階部分のアーバン・コア。地下から地上への縦移動を便利にし、回遊性を高める
360度のパノラマビューを誇る展望施設「SHIBUYA SKY」の屋上展望空間。入場料は2000円(税込み)。
12階の飲食店フロアには開放的な吹き抜けの空間が。北側の全面窓からスクランブル交差点を見下ろせる。
ISO’S EYE「低層部の設計&建設技術がスゴイ!!」
低層部のガラスが斜めに削られたように見えるデザインですが、実は建築技術的にかなり難しいのです。外観の単調さを崩そうとした建築家の意図が伝わってきます。
提供: 渋谷駅街区共同ビル事業者
〈新名所2〉自然とIoTのハイブリッドオフィス
渋谷ソラスタ
IT技術やIoTを活用してスマートオフィス化を図り、アプリを通じて自席の温度管理、トイレの個室の空き状況もチェックできる。全てのワーカーをサポートする、会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート渋谷南平台」が入居。
所在地:渋谷区道玄坂1-31-1
発注者、事業者:道玄坂121
階数:地下1階・地上21階
延べ面積:4万6954㎡
5〜20階には、オフィスからすぐに出入りできるグリーンテラスを設置。緑や新鮮な空気を身近に感じられる。
テナント専用の屋上テラスとラウンジ。ワーカーのストレス軽減や生産性向上の場に。
ISO’S EYE「魅力的なワークプレイスだ」
シェアオフィスやカンファレンス(会議場)などを備えるオフィスビルですから、デザインはシンプル。スカイテラスは働く人にとって快適な空間なのは間違いない!
提供: 東急不動産