身近な相手でないと口臭は指摘しづらい!
ほとんどの人が「他人の口臭が気になったことがある」と回答していた一方、他人から口臭を指摘された経験のある人はわずか20%にとどまった。
さらに、指摘された相手を訪ねる調査が行われると、ほぼ半数が「配偶者」(47%)と回答。続いて「子ども」(19%)「友人」 (14%)という結果となり、より身近な人でないと口臭の指摘は難しいという実情が浮き彫りに。
50代男性は自分の口臭に鈍感!?
「自分の口臭が気になったことはあるか」という質問が行われたところ、「気になったことがない」と答えた率が最も高いのは50代男性(36%)だった。このパーセンテージは、最も 口臭を気にしている40代、50代女性(18%)の2倍の数値となっている。
一方で、「特に口臭が気になった相手」として最も票数を集めたのも、50代男性(20%)だった。男性は年齢を重ねると、自分の口臭に無自覚になりがちなのだろうか。
桐村先生によると「嗅覚は『順化』という慣れの現象によって、常に嗅いでいるニオイに ついて感じにくくなってしまうという。
ケアが行き届いておらず、24時間慢性的に口臭が発生している人ほど、自分の口臭 に気づきづらいのはそのためだ。また、嗅覚の敏感さには個人差があるが、年齢と共に他の感覚と同じく鈍感に なっていく傾向もあるようだ。