住人トラブル
「実家暮らしが長かったので、一人暮らしではなく、シェアハウスを選んだ。住人同士の交流も盛んなところだと聞いて楽しみにしていたけど、人見知りで輪に入ることができず、余計に孤独感を感じた。」
「多国籍のシェアハウスだったので、トイレや洗面所の使い方が違ったり、冷蔵庫内の食べ物の匂いがきつかったりした。文化の違いだから、注意もできず、我慢した。」
「毎回トイレを汚す人がいて、トイレの蓋をあけるたび嫌な気持ちになった。他のシェアメイトも困っていたけど、相手が女性だったので、注意できなかった。」
「シェアメイトが交代で掃除をする物件だった。ある日、シェアメイトが別のシェアメイトの歯ブラシを使って洗面所を掃除しているのを見てしまい、自分の歯ブラシを洗面所に置けなくなった。」
大家トラブル
「夜中目がさめると、大家が部屋の中にいた。驚いて問いただすと、『元々自分が使っていた部屋だから、探し物をしていた』と言って、そそくさと出て行った。怖くて、翌日から友人の家に泊まり、すぐに引っ越した。」
「居心地が悪くて1ヶ月で出ると大家に伝えたところ、最低入居期間が2ヶ月の物件だから、2ヶ月分の家賃を払えと言われた。断ったところ、翌日リビングに置いてあった自分のパソコンが無くなっていた。家賃の代わりに没収すると言われ、結局返してもらえず、警察沙汰になった。」
「友人を泊めたら、たまたま掃除に来た大家に見つかり、宿泊費として5000円請求された。
トラブルに遭わないために、事前確認は入念に
このようなトラブルに遭わないためには、ハウスルールや、掃除の頻度、防音性などをよく確認しておこう。人間関係のトラブルは多いので、男女比や年齢層、生活リズムなどを聞いておくと良い。住人が滞在している時間に内見をして、実際にどんな人が住んでいるのか雰囲気を見ておくと安心だ。また、共有部分の使い方や騒音など、自分も他の人に迷惑をかけないよう配慮しよう。
文/岡のぞみ
フリーライター/PRコンサルタント。営業、留学カウンセラー、広報の仕事を経て会社員10年目に独立。横浜、湘南を拠点に活動。
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