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自動テキスト化もOK!文字起こしに便利なICレコーダーやスマホアプリはコレ

2019.05.21

会議やインタビュー、習い事のメモなど、音声データを聞き返して文字化する作業「文字起こし」。「テープ起こし」とも呼ばれ、在宅ワークとしても人気が高い職種です。しかし文字起こしはとても地道で、一言一句を正確に起こそうとするのは至難の業。少しでも作業をラクにしたいという方は多いでしょう。

そこでこの記事では、文字起こしに役立つソフトやICレコーダーを紹介します。

音声ファイルを効率的に文字起こしするコツは?

文字起こしを効率的に行うには、タイピングスキルが必須。さらに、専門用語を的確に聞き取るためにその分野に関する基礎知識が必要になります。

さらに、文字起こしをしやすいツールを見つけることも大切なポイントです。

文字起こしは音声をその都度止め、巻き戻して聞き返すことの繰り返し。停止/再生ボタンの位置や、巻き戻し/早送りをしやすいかなど、ICレコーダーやプレーヤーの「使いやすさ」が作業効率化のカギを握ります。

また、自分の耳に合うヘッドホンやイヤホンを使うことも音声を的確に聞き取るコツです。

無料や自動書き起こし機能も! ICレコーダーの文字起こしにおすすめのソフト

文字起こしの主な方法は以下の通り。

■音声データをパソコンに取り込み、ソフトで再生しながら文字を入力
■ICレコーダーで音声を再生しながらパソコンやスマホで文字を打ち込む

いずれにせよ、文字起こしに適したICレコーダーやソフトを使うことをおすすめします。

ICレコーダーで録音した音声の文字起こしがスムーズにできる無料ソフト

まずは、パソコンで音声を再生する際に便利なツールを紹介。

ソフト選びのコツは、ショートカットキーで再生/停止などの操作がショートカットキーでできること。いちいちマウスで操作しなくてもいいだけで、作業にかかる時間が大幅に短縮できます。

音声データをパソコンで再生しながら文字起こしする時、文字起こしに適したソフトを活用することで、作業がよりスムーズになります。

文字起こしソフトの定番「Okoshiyasu2」(画像上)や、Mac/Windowsどちらにも対応している「Express Scribe」、Macユーザー向けの長靴編集所「Interview」はおすすめです。

Voitex「テープ起こしプレーヤー」も、シンプルな操作性で人気が高いです。

なお、これらのソフトは全て無料でダウンロードできます(Express Scribeは有料版もあり)。

【参考】Okoshiyasu2

長靴編集所「interview」

Express Scribe

Voitex「テープ起こしプレーヤー」

音声ファイルを自動テキスト化するGoogleドキュメント

音声データを自動でテキスト化してくれるソフトがあれば、この上なくラクなことでしょう。

音声認識の技術は日々進化しています。2019年現在、精度はまだ完璧とは言えないものの、文字起こしの作業をとてもラクにしてくれます。

特におすすめしたいのが、Googleドキュメントの音声入力機能です。

Googleドキュメントは、Googleアカウントを持っている方であれば誰でも使用可能です。

【参考】Gooleドキュメント(公式)

Gmailアカウントの作成(公式)

使い分けると超便利!Gmailで複数のアカウントを作成する方法

GoogleドキュメントでICレコーダーで録音したMP3などの音声データを文字起こし

Gooleドキュメントで自動文字起こしを行うには、パソコンの「ステレオミキサー」機能を併用します。この機能を使うと、再生音をスピーカーを通さずパソコン内で認識させることができるので、スピーカーをオフにしていても音声のテキスト化が可能。また、別の操作をしながら文字起こしができます。

Windowsの場合、「サウンド」→「録音タブ」を選択→「ステレオミキサーを有効化」で準備完了。ステレオミキサーが表示されていない場合は、右クリックで「無効なデバイスの表示」にチェックを付けましょう。

Macの場合は、Soundflowerなどのフリーソフトをダウンロードするとステレオミキサー機能を使用できます。

準備ができたら、Googleドキュメントで「新規作成」→「ツール」→「音声入力」を選択。マイクのアイコンをクリックして音声を再生すれば、自動テキスト化が始まります。

音声の鮮明度や話し手のしゃべり方の癖にもよりますが、認識精度は高め。ただし、句読点はつきません。また、途中で入力が止まってしまうこともあるので、作業開始後はGooleドキュメントを時折チェックするようにしましょう。

Windowsの音声認識でも文字起こしは可能

ステレオミキサー機能を使えば、Windowsに標準で搭載されている音声認識機能でも文字起こしができます。

編集部が検証したところ、Gooleドキュメントに比べると精度は劣る印象がありますが、Windowsの音声認識は音声入力ツールのトレーニングを行うことで、精度を高めることできます。Macにも、音声認識機能は装備されています。

【参考】Windows 音声認識コマンド(公式)

Macでテキストを音声入力する(Apple公式)

高性能な有料版文字起こしソフト

無料ソフトでも文字起こしの作業を効率化できますが、有料ソフトの性能の高さも見逃せないところ。

「ドラゴンスピーチ」や「Voice Rep 2」などの市販ソフトは高性能で、かつ話し手のリズムに合わせて句読点を自動挿入してくれる機能も。在宅ワークや副業で文字起こしを行っている方は、初期投資として検討すると良いでしょう。

【参考】ドラゴンスピーチ(公式)

Voice Rep 2(公式)

ICレコーダー並みの使いやすさ! 文字起こしにおすすめのスマホアプリ

昨今は、ICレコーダーのように高性能なスマートフォンアプリがたくさんあります。

こちらでは、文字起こしにおすすめの無料スマホアプリを紹介します。

AndroidユーザーもiPhoneユーザーも必見! 文字起こしに便利な音声録音アプリ

文字起こしにピッタリの録音アプリを選ぶ時は、使いやすさや音質だけでなく、「無音カット」や「途中再生」、「再生速度の変更」、再生時にタグ付けした位置に一気に移動できる「録音中のタグ付け」などの機能を持ったアプリを選びましょう。

人気の録音アプリ「PCM録音」

ボイスレコーダーアプリの定番「PCM録音」。有料版もありますが、無料版でも長時間・高音質で録音可能。また、再生速度の調整もできます。

【参考】PCM録音(Google Play)

PCM録音(App Store)

文字起こしの手間が省ける! 音声ファイルをテキスト化できるアプリ

スマートフォンのアプリでも、音声認識機能を備えているものを選ぶと文字起こしの手間を省くことができます。

もちろん精度は完璧とは言えませんが、リアルタイムでざっくり文字起こしを行っておくことで、録音した会議や講義の全体像を把握することができ、あとで文字起こしする時に作業を効率化できるでしょう。

録音しながら文字起こしできる「Recoco(レココ)振返りやすいボイスメモ」

録音しながら文字をテキスト化する音声認識機能や、タグ付け機能を装備したiPhoneアプリです。

【参考】Recoco(レココ)振返りやすいボイスメモ(App Store)

機能が充実!「ボイスレコーダー HD – 録音」

音声をリアルタイムで文字化できるAndroidアプリ。Google音声入力を使用しているため認識精度が高く、さらに句読点や改行を音声で入力することもできます。辞書登録で固有名詞の音声入力もできるので、専門用語が多いシーンでも安心です。

【参考】Edivoice – 音声入力で手軽に文章作成 マッシュルーム対応(Google Play)

文字起こしにおすすめのICレコーダーは?

録音データをICレコーダーで再生しながら、文字を起こすという方も多いと思います。

その場合、まず文字起こしに適したICレコーダーを選ぶことがポイント。リピート再生や速度変更機能といった機能を搭載した機種がおすすめです。

また、録音時の音質にもこだわりたいところ。2つ以上のマイクで音を録る「ステレオ録音」に対応しているものや、ノイズキャンセル機能がついていると便利です。

【文字起こしにおすすめのICレコーダー】Panasonic(パナソニック)「RR-XP009」

「ステレオ強調録音」、録音中の低域ノイズを抑える「ローカットフィルタ」、「ノイズキャンセル再生」、音量差を少なくして再生する「音声レベル自動調整」、「再生速度調整」など、文字起こしに必要な機能を一通り装備。小型かつ大容量(8GB)な点も魅力です。価格は8000~9000円。

【参考】Panasonic「RR-XP009」(公式サイト)

【文字起こしにおすすめのICレコーダー】SONY(ソニー)「ICD-UX560F」

ソニーのICレコーダーの人気機種。「ノイズカットフィルター」、不要なノイズをカットする「クリアボイス機能」、声を狙い録りできる「フォーカス録音」、遠くの音や小さな音をしっかり録音してくれる「Sマイク・システム」など、クリアな音声を録音できます。さらに、多人数の会議でも位置関係が把握しやすい「ワイドステレオ録音」、再生速度の調節などができる「書き起こし用再生」も装備。

価格は1万1880円。内蔵メモリが8GBの「ICD-UX565F」は1万4880円です(いずれもソニーストアの販売価格)。

【参考】SONY「ICD-UX560F」(公式サイト)

※当記事に掲載している価格等の商品情報は、記事公開時のものとなります。

文/bommiy

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