ミトー美人と驚愕の料理プレゼンテーション!!
フルーツを食べてると、ベトナムの民族衣装に身を包んだ女性合唱団の歌のサービスがあるんです。
そしてベトナム民謡とかをテーブルの横で歌ってくれる。遠くのテーブルの日本人の団体には『幸せなら手を叩こう』とか歌ってたけど。で、そんな合唱団にいました、いらっしゃいました、いらっしゃいましたよ、「こういうことね、ミトー美人って!」ってお嬢さん!
他にもキレイな方いらっしゃいましたけど、もうオレのレンズはこの方に集中!
さぁ、舌も視覚も甘さで満たされた後は、手こぎボートに乗るという。いや~さっきボートでこの島渡ってきたのに、またまたボート? ひょっとしてもう帰るの? と思うも、このトイソン島の中には水路があって、そこで手こぎボートに乗るという。
このボートクルーズツアー。エンジン付ボートでトイソン島に渡り、渡った先のトイソン島の中では手こぎボートが待っているという二段構えのボードクルーズなんですね。
アレですよ。潮来の水郷巡り。あれのベトナム版みたいなものをだと思ってください。ただこの水郷というか水路がリアルベトナム!
船着場のなんともいえないムード。
そして水路の中でのボートとボートの渋滞具合!
狭い水路の上を生い茂るヤシの木。
これが異国情緒ってヤツですよ!!
そして手こぎクルーズの後は、メコンの郷土料理を食べることになる。
レストランは『Song Nuoc Mien Tay』。このベトナム風の庭園がまた独特のセンス!
メコン川の…といいますかこのミトー周辺の名物というのが『エレファントフィッシュ』という淡水魚! それをウロコついてまんま素揚げにするんだけと、そのプレゼンテーションがすごかった!
見ていただきましょう、こんな状態で登場いたします!!
この発想は日本にはないな~。揚げた油も下に落ちるから、ヘルシーといえばヘルシーでもある。
これを店のオニーサンが、キレイに身だけとってくれて、生春巻にしてくれる。これがまた真鯛に似た淡白な白身で、揚げてあるから力強さも加味されて、生春巻にするとなんともいえないテイスティー!!
これをガブッとかぶりつけば、もはや心はメコン一色!
他にも、抱卵した海老の蒸し物や、お餅をボール状に揚げた料理など、次々とベトナムらしい料理がゾクゾク登場いたします。
これをハサミでカットして食べるんだけど、ちょっと甘みがあって、日本人の国にも合う味。
そんなメコンの郷土料理の中でも、一番旨かったのが、実は鶏の素揚げ!
鶏っていっても完全に野生の地鶏みたいなヤツだと思うよ、もう肉の弾力と旨味がブロイラーと違ってプリップリしてて、噛めばその倍の弾力で押し返しながらも、ジュル~ッと肉汁が口の中に溢れる!
これが本当の鶏の旨さなんだなァ~。
そういえばさっき手こぎボートクルーズの途中にチャボみたいな鶏がいてさ。
こういう鶏の素揚げなんだろうなァ。そりゃあウマイよ、こんな鶏! 余は大満足じゃメコン川ボートクルーズツアー!
あとで調べたんだけど、ほとんどのミトーのボートクルーズツアーは、このオレが体験したツアー同様、このエレファントフィッシュを含む食事がついてきて、ネットで検索すれば、日本からも予約ができる。価格は5000円ていど! いや~この食事の為だけでも行く価値あるなぁ~ミトーの街。あ、ミトー美人もいるしね。
レストランのビールも一缶25000ベトナムドンですから日本円で約125円という相変わらずのベトナム価格! ありがたいったらありゃしない。しつこいようだが余は満足じゃ!
ベトナム南部のホーチミンからカントー、そして今回のミトー、全てに大満足なのじゃああ!!
だがもうひとつ、それよりももっと「満足じゃあああ!!」な体験が実はある。この話をオレは最期の最期に取っておいた。それがホーチミンまでの飛行機なのだった!