さらに、2016年4月には、JR東日本の子会社ルミネが、新宿バスターミナル「バスタ新宿」に隣接した商業施設NEWoManの2階に、いかにもニューヨークっぽい内装の『ニュウマンフードホール』を出店。ここからフードホールという言葉が一気に普及し、フードホールを名乗る店が各地に作られるようになりました。
別表をご覧いただくと、フードホールは、大型商業施設だけでなく、駅とかバス・ターミナルなどに多く作られていることにお気づきかと思いますが、これは、駅の中だと、客が長居せずサッと食べて出て行ってくれるので、客単価の安いフードホールにとっては、回転率が上がって都合がいいというわけ。また、大阪で急速に増えているのは、安さとサービスの速さ、かしこまらないカジュアルな感じが大阪人の感性に合っているから。おそらく東京よりも先に、大阪の主要駅の駅ビルがフードホールだらけになるでしょう。
【秘訣】フードホールは駅ナカに作って回転率を上げる
取材・文/ホイチョイ・プロダクションズ