6月の第1日曜日は「プロポーズの日」。
プロポーズは「共に人生を歩むことを誓う」という感動的なイベントで、高確率で成功するようなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、実はプロポーズも失敗することがあります。
男性側がかなり緊張していたり、プロポーズするロケーションの天候が悪くなってしまったなど、そういった理由でプロポーズが失敗することも。
今回はプロポーズの失敗する原因や確率、失敗談などをまとめてご紹介します。ご自身がプロポーズする時、失敗を回避するための参考にしてください。
プロポーズが失敗する原因・理由とは?
プロポーズが失敗する理由には、傾向があります。今回は、全国14か所に結婚式場を展開するアニヴェルセルによる『結婚意識調査2015』をもとに、プロポーズ失敗談を分析しました。
アニヴェルセルが行ったアンケートによると、「プロポーズをした際の失敗エピソードを教えてください」という質問に対し、以下のような結果が得られました。
1位:シチュエーションでの失敗(38.46%)
2位:上手くいくと思ってプロポーズしたが、あっさり断られた(23.08%)
3位:ガチガチに緊張しての失敗(17.95%)
4位:指輪に関しての失敗(10.26%)
5位:その他(10.26%)
※出典:アニヴェルセル「結婚意識調査2015」
※首都圏・関西に在住の20歳~36歳の男女1397名にアンケート(有効回答数1397件)
【出典元リンク】アニヴェルセル
この結果を見ると、「シチュエーションが良くなった」「タイミングを見誤った」などが失敗の理由として多くを占めています。
具体的な失敗例を見ていくと、1位の「シチュエーションでの失敗」では、プロポーズするシチュエーションがイメージと違ったことなどが理由に挙げられています。
2位の「上手くいくと思ってプロポーズしたが、あっさり断られた」ではパートナーが結婚を意識していない状態でプロポーズしてしまったなど、苦い理由が挙げられました。
こんなはずじゃなかった! プロポーズの失敗談
プロポーズは最高のプランを用意したいものですよね。しかし、現実は思い通りにいかないこともあります。
男性にとってプロポーズは緊張するもの。緊張のあまり挙動不審になったり、言葉を噛んでしまったり、お酒を飲みすぎてプロポーズどころではなくなってしまったりするケースもあります。
最近ではフラッシュモブを使ったプロポーズも話題となっていますが、パートナーがサプライズ嫌いだった場合には反応に困ってしまうことも。
クリスマスデートでのプロポーズ失敗談
ロマンチックなシチュエーションになるクリスマスはプロポーズの成功率も高そうに見えますが、失敗すると辛さも倍増します。
クリスマスはお店のかき入れ時でもあります。レストランの予約が埋まってしまうことや、大混雑ゆえにプロポーズが予定通りに行かない状況になってしまうことも。リスクも考慮してプランを考えましょう。
心して見るべし! プロポーズの失敗動画
YouTubeなどの動画サイトには、プロポーズの失敗動画がいくつか上がっています。多くはフラッシュモブや大人数を前にしたプロポーズです。
これらが失敗する理由は「サプライズがパートナーにとって望んだプロポーズの方法ではなかった」「大人数の前でのプロポーズは気まずい」などが考えられます。
タイミングを見失う? 同棲後のプロポーズは失敗しやすい!?
同棲は「結婚する前に相手を理解できる」「生活費が節約できる」「結婚の相談がしやすい」といったメリットがあります。
一方で「結婚のきっかけがなくなる」「ドキドキ感やときめきが薄れる」といったデメリットも。
同棲すると一緒にいる時間が多くなるため、結婚を急ぐ必要がなくなります。だらだらと同棲が続くことによって、プロポーズのタイミングを見失ってしまうので、同棲前に「いつごろ結婚するのか」とあらかじめ決めておきましょう。
プロポーズの失敗を回避する! 成功確率を上げるための「プレプロポーズ」とは?
プロポーズは相手が結婚を意識した状態で行うことで、高確率で成功できるといえます。
プロポーズを断られる場合は、「結婚はまだ早い」「転勤についていけない」など、相手が結婚をまだ意識できていないパターンが多いと言えます。
そこで、プロポーズの成功確率を上げるために、相手に結婚を意識させる「プレプロポーズ」という方法がおすすめです。デートで良い雰囲気になった時に「結婚は考えている?」「そろそろ結婚したい?」とさりげなく質問してみましょう。
プレプロポーズによって相手に結婚を意識させることで、いざプロポーズする時にも「YES」と言ってもらえる確率が上がるでしょう。
指輪なしのプロポーズは失敗しやすい?
「プロポーズで指輪をもらう」という状況は、女性の憧れでもあります。一方で、指輪がないプロポーズでもOKという人もいます。
プロポーズに指輪を望んでいるパートナーの場合、指輪なしのプロポーズは満足度が低いものとなってしまいます。あらかじめ、プレプロポーズなどでチェックしておきましょう。
【参考】「給料の3か月分」はもう古い!?イマドキ20代の婚約指輪の予算はいくら?
プロポーズに失敗したら別れる人が多い?
プロポーズは、カップルにとって将来を決める大事なイベントです。
プロポーズの失敗にはタイミングの不一致や状況が悪かったなどの様々な理由が挙げられます。失敗したからといって、別れなければならないのでしょうか。また、やり直しはきくものなのでしょうか。
プロポーズに失敗した! やり直しはできる?
プロポーズが失敗した場合、やり直しができるのかは状況によります。
例えばフラッシュモブなどの大人数を前にプロポーズした場合、パートナーの気持ちがまだ固まっていない状態であればやり直しは厳しいかもしれません。
しかし、プロポーズが失敗したとしても何度もトライして成功に導いた方もいるので、やり直しができるかどうかの鍵はお互いを思い合う気持ちでしょう。
プロポーズ失敗で別れるケースは?
プロポーズの失敗が原因で別れるケースには、プロポーズした側がショックを受けたり、お互いの気持ちのズレや価値観の不一致が発覚するなど、複雑な理由があります。
プロポーズでは、双方が将来をかけた決断を行います。お互いが歩み寄れなければ、別れる決断をしなくてはいけません。
プロポーズが失敗しても別れないケースは?
プロポーズが失敗しても別れないケースもあります。このパターンでは、プロポーズされた側が「まだ結婚できるタイミングではない」と断る場合が多いです。
例えばフリーターの男性が正社員として働く女性にプロポーズした場合。女性は経済的に不安がありプロポーズを断りましたが、別れることはせず、男性が就職したあと改めてプロポーズしたという話もあります。
プロポーズが失敗しても別れないためには、お互いがしっかり話し合いをして結婚への道筋を決めるということが大事です。
プロポーズに失敗した! 指輪は返品できる?
指輪は返品できない場合がほとんどです。婚約指輪や結婚指輪はその人にあったサイズで作られているもので、店舗側の過失でない限り返品はできません。指輪を購入する時は、慎重に選ぶことをおすすめします。
プロポーズに指輪がほしい方におすすめしたいのがプロポーズリング。婚約指輪と比べて安価に手に入れることができるので、プロポーズに指輪が欲しい方にもおすすめです。また、サイズ調整ができるタイプもあります。
それ以外にも婚約指輪にはめるダイヤモンドのみ購入し、リングはあとで購入する方法もあります。
逆プロポーズの失敗はショック大! 別れるケースも多い!?
プロポーズは男性から女性にするものというイメージがありますが、「お互い結婚を意識しているはずなのに、なかなかプロポーズしてくれない」と、不安になる女性も多いと思います。
逆プロポーズは「結婚まであと一手があれば」という、お互い結婚を意識している時には良い変化が生まれることもあります。
しかし、女性が結婚を意識しすぎて焦ってしまい、失敗するパターンも。そして「せっかく逆プロポーズしたのに断られた」と女性がショックを受けて、別れてしまうことがあります。
結婚はお互いの将来を決める大事な決断です。勢い余ってするものではないので、必ず相手の気持ちを考えましょう。
【まとめ】お互いの気持ちにズレがあるとプロポーズの失敗確率が上がる
片方が一方的に結婚に対する気持ちが盛り上がりすぎてしまった結果、お互いの気持ちのズレが生じてプロポーズが失敗するケースが多くありました。
プロポーズの成功には、日常的に結婚を意識することやお互いを思い合うことが大事です。
時には友人が結婚したり子供ができたりすると、自分たちも結婚しなくてはと焦ってしまうこともあります。
大切なのは、お互いにとって一番良いタイミングで結婚を決めることです。今回ご紹介したプロポーズの失敗談を参考に、あなたにとって良いプロポーズを考えてみてくださいね。
取材・文/シオミココロ