高速AF100-400の手持ちで撮れるソニーの超望遠ズームレンズ「FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS」の実力検証
2019.05.1920コマ/秒でバッファーを気にせず連写できる『α9』
αシリーズで最高の連写性能を誇るのが『α9』である。CMOSセンサーの画素領域とは別に処理回路とメモリーを積層配置することで高速信号処理を実現。画素からの読み出し速度は従来機の約20倍以上も高速化している。AF/AE追従の20コマ/秒で撮影した場合、JPEGなら約362枚まで連写できる。EVFの画像は1秒間に60回更新されるため、連写中のブラックアウトもない。また、AFとAEも1秒間に最大60回演算されるため動きのある被写体も確実にピントを合わせ続け、適正な露出が保たれる。
ボディはフルサイズミラーレスの中でも小型軽量で、APS-Cサイズセンサーを搭載した『α6400』と比較しても、EVFの膨らみをのぞけば、ほぼ同等のサイズに見える。電子ダイヤルは前後にあり、さらに独立した露出補正ダイヤルを備える。液晶モニターはチルト式で素早く使える。メモリースロットは同時記録に対応したSDカードとSDカード/メモリースティックのデュアルスロットを採用。ボディはマグネシウム合金で、防塵・防滴設計、レリーズ耐久性約50万回の低振動メカシャッターを搭載する。
コンパクトなボディは他社のフルサイズミラーレスと比較して機動性に優れている。
左側の同軸ダイヤルで連写モードとAFのモード切り替えができる。右側はモードダイヤルと露出補正ダイヤルにカスタムボタン、電子ダイヤルが並ぶ。
液晶モニターは私の好きなチルト式を採用。AFフレームの選択ボタンもあり操作性は良好だ。
ロック機能付きの同軸ダイヤル式セレクター。使いやすくカッコイイ。
SDカードが2枚挿せるデュアルスロットを採用。心配性の人もこれなら納得だろう。