「スカラネット・パーソナル」は奨学金の給付・返還で使うホームページ。利用時の注意点は?
申込みが終わり、無事に奨学金がもらえることになってから使うことになるのがスカラネット・パーソナルだ。こちらは、貸与開始から返還終了までお世話になる。このサイトを使うタイミングは「継続願の提出」だ。大学1年生の冬に、来年も奨学金を受け取るかどうかの継続願を出すのだが、これにスカラネット・パーソナルの利用が必須となる。
混乱が起きやすいのは、このタイミング。実は、スカラネット・パーソナルには、申込み時に使ったID・パスワードではログインできないのだ。
スカラネット・パーソナルの登録に必要な情報
スカラネット・パーソナルを使うには次の操作が必要になる。
①ログイン・新規登録ボタンをクリック
②奨学生番号、生年月日、性別、氏名、振込口座番号を入力
③ユーザID・パスワード・メールアドレスを画面の説明に従って登録
④ユーザID・パスワードの設定画面が表示されれば、登録完了
以降は「ログイン画面へ」のボタンからログインが可能になる。
【参考】スカラネット・パーソナル(スカラネット・パーソナル)ヘようこそ- 日本学生支援機構公式サイト
スカラネット・パーソナルにおける奨学生番号が、複数あるときはどうすればいい?
スカラネット・パーソナルでは、奨学生番号の入力が求められる。複数の奨学生番号がある場合は、任意の1つでよい。
スカラネット・パーソナルで在籍報告できる! 在籍状況や通学形態も入力
「在籍報告」とは、給付型の奨学金を受ける際に、引き続き学校に在籍していることや通学形態に変更がないことを証明する手続きだ。在籍報告をしていないと、奨学金の振り込みが停止し、奨学生の資格を失うこともある。
スカラネット・パーソナルにログイン後、「在籍報告」の入力画面から報告が在籍報告できる。在籍状況や通学形態などを入力し、住民票住所の登録を行う。情報に変更がある場合も、ここで手続きが可能だ。
在学猶予願出はスカラネット・パーソナル上からもできる! 入力時の必要事項とは?
在学猶予願の提出も、スカラネット・パーソナル上で可能だ。スカラネット・パーソナルにログイン後、各種届願・繰上のタブ、または各種届願・繰上のリンクをクリック。願出種別を選択し、必要事項を入力すればOKだ。
【参考】変更方法(各種届出・願出・繰上返還申込) – 日本学生支援機構公式サイト
引っ越した時や勤務先を変更した時も、スカラネット・パーソナルから住所変更できる
本人、連帯保証人、保証人いずれかの連絡先の住所・氏名・電話番号・勤務先等に変更があった場合は、すぐに日本学生支援機構まで届け出る必要がある。もちろんスカラネット・パーソナルから手続きが可能。ログイン後、必要事項を入力すればよい。
【参考】変更方法(各種届出・願出・繰上返還申込)- 日本学生支援機構公式サイト
【関連記事】奨学金の返済額、実は変更できるって知ってた?
スカラネット・パーソナルで住所変更できない場合は?
何らかの事情でスカラネット・パーソナルが利用できない場合、住所変更はどのようにすればいいだろうか? 手続きはスカラネット・パーソナル以外にも、郵送・FAX・電話でも対応してもらえる。非常時は、これらを活用しよう。
【参考】転居・改氏名・勤務先(変更)届 - 日本学生支援機構公式サイト
奨学金をもらうために、「スカラネット」「スカラネット・パーソナル」の違い・入力方法を理解しよう
スカラネットとスカラネット・パーソナルは、日本学生支援機構の奨学生にとっては欠かせない便利なシステムだ。使い方をイマイチ理解できていない人は、この記事を参考に上手く活用してみてほしい。
ただし、申込み手続きや継続手続き、返還猶予届けなど失敗できない項目に不明点が出た場合は、通っている学校へすぐ問い合わせて対処してもらおう。
文/ねこリセット
※データは2024年5月末時点での編集部調べ。