いいことだけじゃない? 結婚相談所ではトラブルも起こりうる
日本全国に数多くある結婚相談所。規模も大小様々で、サービスの質に関してもピンキリです。そういった背景もあり、トラブルも起きています。
国民生活センターに寄せられた2018年度の結婚相手紹介サービスの相談件数は、1299件(消費センター等からの経由相談は除く)。ただし、これでも減少傾向にあります。
以下では、起こりうるトラブルの例を紹介。万が一困ったことが起きた場合は、国民生活センターまたは消費生活センターに相談しましょう。
【参考】結婚相手紹介サービスの相談件数の推移(国民生活センター)
結婚相談所で起きがちなトラブルの例
結婚相談所でよく起こるトラブルは、以下の通り。国民生活センターでは、実際に寄せられた相談の例も紹介しています。
■紹介人数が少ない
■紹介される相手が全くタイプではない
■仲介人に放置されている
公表している登録者数は多いはずなのに紹介される人数が少なすぎるなど、仲介人がしっかり動いてくれないケース。また、年齢や年収などこちらが提示した希望条件と、相手のプロフィールが全く異なっているという事案も。
このようなトラブルが起きた時は、仲介人を変更してもらうか、退会を検討したほうが良いでしょう。
■事あるごとに追加料金を請求される
■事前の説明と実際のサービス内容が異なる
■中途解約ができない
「年収○○円以上の人を紹介するには追加料金が必要」「お見合い1件につき追加料金が発生」など、事あるごとに追加料金を求められることがあります。
また、結婚に至らずとも、紹介相手と交際を始めた時点で成婚料を請求されるケースも。
契約時に内容をきちんと確認しておくこと、また追加料金の有無も確認しておくと良いでしょう。なお、結婚相談所は、特定商取引法の定めで中途解約が可能となっています。
■相手がプロフィールを捏造していた
■お見合い相手にドタキャンされた
■交際の申し込みを断って嫌がらせを受けた
嫌がらせを受けた場合は、警察に相談を。そのほかのケースは、仲介人に相談すると良いでしょう。なお、お見合いのドタキャンは違約金が発生する場合もあります。
うまく利用さえすれば、結婚相談所は良縁の宝庫。今回の記事を、結婚相談所選びと婚活を上手に行う参考にしてください。
文/bommiy