谷間ができるブラジャー着用時の方が、自律神経の活動量が約2倍アップ
それぞれのブラジャーを着用時、自身の姿を鏡で目視してもらい、その間の自律神経の活動を測定。さらに、1対1の会話実験を行っている間の自律神経の活動の変化について測定が行われた。
その結果、 Xブラ着用時よりも、Yブラ着用時の方が心拍変動の低周波成分(LF)と高周波成分(HF)が高まり、自律神経の活動量(トータルパワー)が約1.8倍増加するという結果が得られた。このことから、谷間ができるブラジャー着用時の方が、被験者の活力が高くなっているということが分かった。
<自律神経 効果測定の方法>
ウェアラブル心拍センサー(右画像)を被験者の左胸下部に直接装着。XブラとYブラ、それぞれのブラジャーを着用後、自身の姿を鏡で目視(約1分)、その後指定のTシャツを着用し、さらに鏡を目視(約1分)してもらう。 センサーから得られた心拍間隔(RR間隔)波形を周波数解析することで、心拍変動の低周波成分(LF)と高周波成分(HF)に分解し、自律神経の活動量(トータルパワー)が計測された。
谷間ができるブラジャー着用時の方が、女性の『幸せ』 『自信』 『前向き』 といった気持ちが高まることが明らかに
Xブラ着用時とYブラ着用時で、女性の心理状況がどのように異なるか、各実験後にアンケート(VAS)を用いた分析が行われた。
「情緒」について尋ねるアンケート(全10項目)において、全ての項目でXブラよりYブラの方が好ましいとする結果が得られ、中でも、『自信が持てる』 『前向きになる』 『幸せである』 『わくわくする』 『ドキドキする』 『ときめいている』 『楽しい』 『嬉しい』 という8項目については、XブラとYブラの間で統計的に有意の差が見受けられた(図4参照)。
このことから、ブラジャーによって胸の谷間がつくられている時の方が女性の幸福感や自信、またポジティブな感情が強まるということが分かった。