誰にでもいつかは訪れる老後。しかし、20~30代の若いうちからそのための備えをしている人はごくわずか。
さらに、ぼちぼち「その時」が見えてきている50代夫婦でさえ、しっかりと定年後について考え、話し合いを講じている家庭が少数派であるという事実が、今回、株式会社マイスター60が実施した「定年退職後についてのアンケート調査」で明らかになった。
なお、本調査は、50代男性会社員500名、および50代男性会社員を夫に持ち現在同居している女性500名、計1,000名を対象にしている。
夫婦の6割近くが、老後の仕事や生活について配偶者と話し合っていないと回答
50代の男性会社員500名、および50代の男性会社員を夫に持つ女性500名、計1,000名を対象に、自身や配偶者の定年退職後の老後の生活や仕事について、配偶者としっかりと話し合っているかを尋ねる調査が行われたところ、「しっかりと話し合っている」と回答した人は5.0%で、「少しは話し合っている」と回答した人は36.9%にとどまった。
一方、最も多かったのが「あまり話し合っていない(39.5%)」と回答した人で、「話し合ったことはない(18.6%)」と合わせると、実に6割近くの人が老後の仕事や生活について夫婦で話し合っていない実態が明らかに。
夫婦別でみても同様の回答傾向で、夫側も妻側も「話し合っている」と回答した人よりも「話し合っていない」と回答した人のほうが、割合が多いことが判明した。