■連載/阿部純子のトレンド探検隊
革靴のみならずスニーカーの修理、メンテナンス、カスタマイズも
伊勢丹新宿メンズ館、銀座三越、日本橋三越など関東4店舗、関西に5店舗、東北、東北、東海各2店舗、海外9店舗を展開している靴メンテナンスの「RESH.(リッシュ)」。繊細なピンヒールのゴム交換や革靴の裏貼りといった、一般的な靴メンテナンス店では対応が難しい高級靴の即日修理も可能で、オリジナルを忠実に復元する技術も評価が高い。さらに雨シミ、塩吹き、カビなどの修復やメンテナンスに加え、最適な靴の状態を保つためのヒアリングとアドバイスを実践している靴メンテナンスのプロ集団だ。
プロの技術を拝見すべくRESH.三軒茶屋店を訪れた。ヴィンテージショップのような趣で店内には心地よいジャズが流れ、店頭にはクリスチャン ルブタンなどの高級靴の修理サンプルが並べられている。店舗によって取り扱いは異なるが、路面店の三軒茶屋店はメンズ、ウィメンズシューズのほか、バッグ、ベルト、財布などの革製品に対応する。
店舗には欧米の有名ブランドが使用している部材を常時300種類以上ストック、国内で入手不可能なものは海外より調達することで、オリジナルを忠実に再現することを目指している。
昨今のスニーカーブームの中で、10万円以上の高級スニーカーが人気を呼んでいるが、RESH.では革靴だけでなくスニーカーのメンテナンスも行っている。新品のときにオリジナルのソールの上にゴムの透明シートを貼ることで、オリジナルのソールを減らすことなく、貼ったソールが減った段階で部分的に補修、貼り換えができるので長く履くことができる。
スニーカーのオリジナルのソールが減ってしまった場合でも補修を引き受ける。ソールが減った部分にワークブーツ用の具材を使って減っている箇所だけ補う方法で、お気に入りのコンバースなど、底が減ってしまったため諦めていた場合も試してみる価値がありそう。ただし補修跡が見えてしまうため、最初に1枚貼っておくほうが目立たず補修できるのでおすすめとのことだ。
さらに、通常の革靴やスニーカーをゴルフシューズにカスタマイズすることも可能。ソールをすべて外し、新たにゴルフシューズ専用の具材を使ってソールを構築していく方法で、オンリーワンのゴルフシューズを作ることができる。