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会議、録音、シャドーイング、パワハラ対策、目的別に解説!ICレコーダーの賢い選び方

2019.05.10

音声データを記録できる「ICレコーダー」は、会議の記録、インタビューの文字起こし、習い事や語学学習での使用、楽器演奏を録音して音楽練習に用いるなど、様々な場面で活躍します。
一方、用途が幅広いだけに目的に合った機種を選ばないと宝の持ち腐れになってしまう恐れも。この記事では、ICレコーダーを選ぶポイントを紹介します。

【関連記事】会議の記録や楽器練習、パワハラ対策にも使える!音声を記録できるおすすめICレコーダー

ICレコーダーを選ぶ時のポイント

ICレコーダーは、用途によって適したスペックが異なるので、まずレコーダーをどのような用途で使用したいか考えましょう。

例えば、音楽を録音したいのに音質がイマイチであったり、語学学習用なのにリピート再生や速度変更機能などがついていなかったり……用途に合わない機種を買うと損してしまいます。

レコーダーを選ぶ時は「接続方法」「電源」「サイズ」などがポイントになります。
なお、パソコンに音声データを取り込む場合は、USB接続に対応しているモデルがおすすめです。

容量/録音時間

ICレコーダーは、本体に直接記録するタイプ(内蔵メモリ)/SDカードを装着するタイプ/両対応のタイプがあります。

一般的に多いのは4GBで、インタビューや講義・習い事の録音用であればこの容量でも十分。SDカードに対応していれば容量を増やすことができます。

音質

楽器演奏や音楽を録音したい場合は、「リニアPCM」形式といった高音質で録音できる機種を選びましょう(詳細は後述)。

ICレコーダーが充電式かどうか

乾電池式/充電式/乾電池・充電両用/ACアダプター式など、ICレコーダーの電源タイプは様々。

ACアダプター式は、バッテリー残量を気にせず使用できるので、長時間録音したい方におすすめです。
また、乾電池と充電式の両方に対応していると、例え充電し忘れても電池を買いに行けば使用できるので便利です。

サイズ

頻繁に持ち運ぶ場合は、小型のICレコーダーを選びましょう。中には超薄型やペン型、USBメモリ型のICレコーダーもあります。

使い方別! ICレコーダーの選び方

たくさんの用途があるICレコーダー。こちらでは、目的に応じたおすすめのICレコーダーのタイプや機能をご紹介します。

会議用/インタビュー用におすすめのICレコーダー

会議やインタビューなど会話を録音する場合には、ステレオ録音に対応している機種がおすすめ。

「ステレオ録音」とは2つ以上のマイクで録音することで、複数名の会話を録った時に位置関係が把握しやすいので、文字起こしで便利です。ただし、モノラル録音の機種は安いというメリットもあります。

さらに、ノイズキャンセル機能もとても便利。特にインタビューは常に静かな環境でできるとは限らないので、この機能があると役に立ちます。

音質は良いに越したことはありませんが、リニアPCMに対応していなくても、会議用やインタビュー用であれば問題ありません。容量も4GBもあれば十分でしょう。

また、リピート再生や速度変更機能といった機能も文字起こしを行う場合には役立ちます。

もし乾電池式/充電式を選ぶなら、電池や充電の残量は使用前に確認を。録音時に常にコンセントが近くにあるとは限らないので、ACアダプター式の場合は延長コードを常備すると良いでしょう。

会議をこっそり録音したい時におすすめのICレコーダーは?

会議をこっそり録音したい場合は、小型のICレコーダーを選びましょう。

ただし、こっそり録音は良くないので、堂々と「備忘録として録音したい」と宣言しておくのが賢明です。

講義の録音用におすすめのICレコーダー

講義を記録する場合のおすすめのICレコーダーも、上記の会議/インタビュー用と同じ。ノイズキャンセル機能の有無もチェックしましょう。

講師の声さえ録音できれば良いという方は、モノラル録音の機種を選んで予算を安く抑えるという選び方も良いと思います。

音楽の録音用におすすめのICレコーダー

前述したように、楽器演奏や音楽を録音したい場合は、「リニアPCM」形式といった高音質で録音できる機種を選びましょう。

リニアPCMとは、オーディオCDでも用いられる、音声データを非圧縮で記録する方式。音質が良いぶんファイルサイズが大きく、録音可能時間も短くなります。

また、音像をより立体的にとらえるために、2つ以上のマイクで録音する「ステレオ録音」に対応している機種を選ぶと良いでしょう。

そのほか、音割れを防ぐリミッター機能やノイズキャンセル機能も備えていると便利です。

シャドーイングなど便利な使い方が多数! 勉強/習い事におすすめのICレコーダー

語学学習や習い事の記録用でICレコーダーを使う場合は、指定した部分を繰り返し再生できる「ABリピート再生」を備えていたり、再生速度が変更できる機種を選ぶと良いでしょう。ノイズキャンセル機能もあると便利です。

また、シャドーイング再生機能を備えたレコーダーもおすすめ。

シャドーイングとは、聞こえた音声とほぼ同時に発声することでリスニングとスピーキングの力を鍛える学習方法です。

シャドーイング再生機能を備えていると、指定した区間の音声を再生したのち、同じ時間だけ無音またはその区間を小音量で再生してくれます(画像)。

【参考】「シャドーイング再生」機能を詳しく解説(パナソニック公式サイト)

パワハラ対策におすすめのICレコーダー/ボイスレコーダー

ICレコーダーを、パワハラ/セクハラの証拠を得るために活用する人も。

このような用途では、「小型」「充電式または乾電池式」がマスト。ペン型やUSBメモリ型など、一見ICレコーダーとはわからない超小型モデルもおすすめです。

2019年版おすすめのICレコーダー6選

ICレコーダーの人気メーカーを中心に、ICレコーダーのおすすめ機種を紹介します。

OLYMPUS(オリンパス)「Voice-Trek VN-541PC」

BCN AWARDのICレコーダー部門にて4年連続で販売台数シェアNo.1を獲得しているオリンパス(2019年4月末時点)。

「V-863」「V-862」やスティック型の「VP-15」など種類は豊富ですが、特に人気が高いのは操作性がシンプルな「Voice-Trek VN-541PC」。

手軽に使いやすく、ノイズキャンセル機能も備えています。

【参考】OLYMPUS「Voice-Trek VN-541PC」(公式サイト)

オーディオ:ICレコーダー/リニアPCMレコーダー(オリンパス公式サイト)

SONY(ソニー)「ICD-UX560F」

形状、機能性、カラーバリエーションなど、豊富なラインナップやクールなデザインで人気のソニー。

「ICD-UX560F」は声を狙い録りできる「フォーカス録音」、遠くの音や小さな音をしっかり録音してくれる「Sマイク・システム」、「ノイズカットフィルター」「ワイドステレオ録音」「クリアボイス機能」「書き起こし用再生」など機能が多彩。

このほか、ハイレゾ対応リニアPCMレコーダー「PCM-A10」もおすすめです。

【参考】SONY「ICD-UX560F」(公式サイト)

ICレコーダー/メモリーカードレコーダー(ソニー公式サイト)

Panasonic(パナソニック)「RR-XS470」

スティック型ながらリニアPCM対応で高機能の「RR-XP009」、シンプルで使いやすい「RR-QR220」や、テープレコーダーのデザインを採用した「RR-SR350」など、バラエティに富んでいるパナソニック。

「RR-XS470」は特に人気の高く、内蔵メモリは8GB、1回の充電で約22時間録音できます。

「フォーカス再生」「風音キャンセル再生」「音声レベル自動調整」といった機能を備え、ラジオ録音も可能です。USB端子も搭載。

【参考】Panasonic「RR-XS470」(公式サイト)

ICレコーダー(パナソニック公式サイト)

TASCAM(タスカム)「DR-05X」

音楽制作用レコーディング機器でお馴染みのメーカー、タスカム。

「DR-05X」はもちろん音楽録音に最適なICレコーダーで、コンパクトながら多機能&高音質。映像収録や会議用などにも活用できます。

【参考】TASCAM「DR-05X」(公式サイト)

ZOOM(ズーム)「The Zoom H1」

レコーダーやエフェクターなど音楽関連機材の人気メーカー、ズーム。

「The Zoom H1」はXYステレオマイクを搭載し、プロクオリティの録音が可能です。ワイドなステレオ録音によりクリアな音像をとらえます。

【参考】ZOOM「The Zoom H1」(公式サイト)

ADVANCE(アドバンス)「ペン型ボイスレコーダー 8GBモデル IC-005」

見た目はまるでボールペンで、持っているとスパイ映画の主人公のような気分になれるアドバンスのペン型ボイスレコーダー。

そのほかにも、手のひらに収まる超小型レコーダー、薄型の高機能ボイスレコーダーなど、ユニークな機種をラインナップしています。

【参考】ADVANCE「ペン型ボイスレコーダー 8GBモデル IC-005」(公式オンラインストア)

ICレコーダーとボイスレコーダーの違いとは?

ICレコーダーは、「ボイスレコーダー」「ボイスメモ」とも言います。

ICレコーダーの「IC(集積回路)」は記録媒体のことで、厳密には「ボイスレコーダー」は音声記録機器全般を意味し、その中でICを用いているものが「ICレコーダー」ということになります。

なお、ICレコーダーは英語で「デジタルボイスレコーダー」と呼びます。

昨今のICレコーダーは小型かつ多機能のモデルも多数登場しています。一方でユニークなルックスのものや、あえて機能をシンプルにした機種もあり、多種多様です。
用途や好みに合わせ、自分にピッタリの一台を見つけてください

文/bommiy

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