日々の生活に欠かせないものの1つが「蛍光灯」だ。これが使えないと、夜、家が真っ暗になってしまう。この記事では、蛍光灯切れた時の交換方法はもちろん、新品に換えてもつかない時の対処法を紹介する。
蛍光灯がつかない!? そんな時に考えられる原因とは?
蛍光灯は使い続ければ、やがて寿命が来てつかなくなる。数年使ってつかなくなったら、蛍光灯の寿命が切れたことが原因として考えられる。まずは、新しいものに交換してみよう。その際、スイッチを切ることを忘れずに。
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洗面台の蛍光灯がつかない時の対処法
水回りの蛍光灯を交換する時は、漏電の危険性がある。ブレーカーを落としてから作業したい。自分で交換する自信がなければ、業者に依頼するのがおすすめだ。
蛍光灯を交換してもつかない時はどうすればいい?
新品の蛍光灯に交換してもつかない場合は、点灯管の寿命が切れた可能性がある。それを交換してもつかない時は、照明器具そのものに問題があると考えられる。配電コードが劣化すると漏電して危険なので、古い照明器具は早めに処分し、新しいものに買い換えよう。
蛍光灯が一本だけつかない時は……。
2本セットになっている蛍光灯のうち、1本だけ先に切れることがある。同時に使い始めたものなら寿命はほぼ同じなので、数日後にもう片方も切れる可能性が高い。この場合は2本同時に交換したほうが効率よく、おすすめだ。
蛍光灯の内側だけつかない時は……。
まずは蛍光灯の外側と内側のプラグを取り違えていないか、確認してみよう。正しく接続しているのに内側だけつかない時は、内側の蛍光灯か点灯管の寿命が切れた可能性がある。
紐が切れて戻せなくなり、蛍光灯がつかない! そんな時はどうする?
切れた紐が見える時、そこに紐を結びつければ補修できる。問題は、本体を外しても紐が残っていないケースだ。その場合は、紐をスイッチレバーの穴に通した後、スイッチの先にあるS字型の金具に結ぶといい。このS字型の金具が外れてしまって見当たらないときは、業者に修理を依頼するしかない。
ツイン蛍光灯がつかない時はワット数を確認
同じように見えるツイン蛍光灯にも種類があり、ワット数が違うと長さも違う。照明器具の取り付け口などに書かれているワット数をきちんと確認してから、新しいものを購入しよう。
LEDの蛍光灯がつかない時は、熱による故障の疑いアリ
長寿命であるはずのLEDが早い段階でつかなくなったら、それは熱による電源部の故障かもしれない。LEDの電源部に使われる電子部品「コンデンサー」は熱に弱いからだ。
【参考】手軽にLED照明や蛍光灯を調光できるパナソニックの『信号線式ライコン』
電球型蛍光灯がつかないのは、回し方が足りないせいかも!
白熱電球に替わって使われるようになった蛍光灯、電球型蛍光灯も、つかない場合の対処法はほかの蛍光灯と同じだ。ただし購入する時は、ソケットと呼ばれる口金がE17なのかE26なのか、大きさが合っているかどうかきちんと確認しよう。
付け替える時は電球を軽くつかんで回し、電球を傷つけないよう気をつけたい。ただし、あまり軽く取り付けると、接触不良が原因で灯りがつかないことがある。適度な力加減で動かなくなるまで回そう。
蛍光灯がつかない原因は、安定器の故障も考えられる?
安定器とは、電流が過剰に流れることを防ぎ、蛍光灯を安全に灯してくれる装置だ。蛍光灯や点灯管を交換してもつかない時は、この安定器が故障している可能性がある。この機器も長年使うと劣化するので、業者に相談してみよう。
蛍光灯がつかない時の調べ方や修理方法は?
蛍光灯や点灯管の交換は個人でも簡単にできるが、安定器や照明器具に不具合があるかどうかを素人が調べるのは難しい。特に安定器を交換する際は、電線を切ったり接続したりという専門の技術が必要だ。下手にいじらず、電気工事の業者に依頼しよう。
蛍光灯がどうしてもつかない時は、やっぱり修理を頼むべき?
蛍光灯や点灯管を交換してもつかない時、費用を節約するために、自力での修理に挑戦する人もいるかもしれない。しかし、安定器やスイッチなどを修理するには、電気工事士の免許が必要だ。素人が作業をすると断線などのトラブルが起きる可能性があるので、最初からプロを頼るようにしたい。
賃貸の部屋に住んでいて、蛍光灯がつかない時はどうする?
賃貸の部屋に住んでいて、蛍光灯の寿命が切れたときは、一般的にその部屋を借りている人が自分で新しいものを買って交換することになっている。「消耗品の購入は入居者が行う」と契約書に書かれていることが多いからだ。ただし、交換しても蛍光灯がつかず、電気工事が必要になった場合は、管理会社や大家さんに相談しよう。
蛍光灯がつかない時、テスターで電圧を測るのは危ない!
蛍光灯がつかないから、「テスターを使って電圧を測ってみよう」などと安易に考えるのは危険だ。電気回路などの詳しい知識や経験がないと、皮膚に当たって感電したり、ショートさせたりする恐れがある。
以上、蛍光灯がつかない時の対処法を、ケースごとにご紹介した。
蛍光灯がつかなくなった時はもちろん、問題が起きる前から、こういった知識が少しでもあると慌てずに済む。灯りがつかずに、部屋が真っ暗なままでは、食事もできないし、何より防犯面でも不安が残る。早急に解決して、快適な夜を過ごそう。
文/ねこリセット