夫の「におい」、気になるのは?
図4で夫に対する不満の第1位だった「におい」。性格や価値観等の内面の問題ではなく、単純に行動を変えることで改善がしやすい「におい」項目について深掘りが行われた。
(図5)
図5「夫のにおい別の許容度」では、妻は夫のどんなにおいがイヤなのかを尋ねる調査が行われた。最も高い数値を出したのは「たばこ臭」、続いて第2位は「口臭」となった。
「許容できないレベル」と「気にはなるが許容できるレベル」を見ても、この2つは他の項目より明らかに高い結果が出ている。第1位の「たばこ臭」については、「気にならない」でも最も低い数値、言い換えれば、これを許容できないとする妻が多いことがうかがえる。
また「たばこ臭」は、髪や衣類、息からと、色々なところから臭ってしまうもの。髪や衣類のにおいは洗えばかなり消すことができるが、息のにおいは口内を洗えば済む、というものではない。
不満第2位だった「口臭」にはこの「たばこ臭」も含まれていると思われ、これを勘案すると、「たばこ臭」への妻の不満度がダントツであることがうかがえる。これではますます、「吸わない妻」は「吸う夫」へ近づかなくなる。
(図6)
続いて、許容できないにおいがどの程度夫婦のスキンシップの実施度合いに影響を与えるか調査が行われた。「スキンシップに影響を与える」の項目では、どのにおいについても50%を超え、「ややスキンシップに影響を与える」を加えると、80%程度の人が影響を与えると回答している。ここから、「におい問題」が圧倒的にスキンシップに影響を与えることがわかる。